風水によると、2018年は「美」が大きなキーワードになる——そんな噂を聞きつけて話を伺ったのは、女性誌やウェブサイト等で占いや風水の企画を担当する、話題のファッションエディター青木良文さん。2018年はキレイを制する者が運も制する!?
TEXT BY NAHO SASAKI
PHOTO BY MIYABI TANAKA
2018年はどのような年になりそう?
「2018年は、風水では九紫火星が中宮に入り『火』の気をもつ年といわれます。『火』の気は美しさを司ることから、特に外見の美しさを磨くことが大切になりそう。つまり、美しい人にしか運がこない年…ともいえるのです」と青木さん。
新しい春が始まったのは2月4日。「3月にかけてどれだけ集中的に美しさを高められるかが、この1年をラッキーに過ごせるかの勝負になりそう。今すぐ美容ケアをはじめて、美しさに磨きをかけておくといいですね」
アイラインは「漆黒」でなく「黒系」を!
「火」の気をもつとされるパーツのひとつが「目」。目元印象をアップするのが大事になるそう。
「目元印象をアップする美容アイテムを取り入れるといいでしょう。マスカラやアイラインなど目ヂカラを強くするアイメイクや、目尻のシワやクマを解消するアイケアがおすすめです。ただし、アイライナーには漆黒ではなく、ブラウンブラックやネイビーブラックを選んで。漆黒は強い『水』の気をもつ色のため『火』を消してしまう関係にある…といわれるためです」
さらに、漆黒で目を囲むと『魔除け』や『男除け』という意味合いになるとか! たしかに黒々と瞳を囲んだモードなアイラインは“強さ”や“怖さ”、”得体の知れなさ“といった印象。
「男社会の中で、実は女性は女性らしさが武器になることも多い。モードな目で強さを出しすぎると知らないうちに敵が増えて、最後は男社会からハシゴを外されてしまう…なんて顛末になりかねないかも」。負のパワーも持ち合わせているのが漆黒アイラインなのだ。
筋トレで美しさも運気もアップ!
もうひとつ、「火」の気をもつといわれるのが「筋肉」だそう。
「筋肉も『火』の気を持つといわれています。程よい筋肉がついたしなやかなボディフォルムは、究極の美しさ。ハードに鍛えすぎる必要はありませんが、筋肉美を意識したトレーニングを取り入れるといいでしょう。さらに気になるキーワードが、頭皮。『火』の年は高いところに気が宿るそうで、身体でいちばん高いところとなる頭、つまり頭皮コンディションを高めるケアでいい運気を呼び寄せたいですね」
運気を上げたいなら、コスメを見直すべし
「火」は“美しさ”だけでなく、“知性”や“スタート”も意味するそう。
「過去や常識をとりはらって、新しいスタートを切る。『火』はそれにふさわしい年といわれます。ただなんとなく生活しているとどんどん運が下がる、でも目標や向上心をもって新しいスタートを切れば運がアップする…そんなシビアな年になりそうです。
上に向かって伸びるという火の性質から、『火』の年はステータスを上げる好機でもあるとか。コスメやファッションをランクアップすることで、自分自身も高めるいいチャンス。30歳、40歳、50歳…年齢を重ねるにつれ、肩書も女性としてのステータスもあげていきたい、と思う人は今年が勝負です!」
美しさを集中的に磨くために、チェックしたいのが日々の美容ルーティーンだ。
「毎日の美容で自己流のマイルールやルーティーンを見直しましょう。何年も同じコスメや美容法にこだわっている人は、それが今の自分に本当に必要かを見極めることも大切。美容アイテムが年々進化しているのに古いものに固執していては、美も、さらに運気も停滞させてしまうかもしれません。コスメをランクアップして、新しい自分をスタートさせましょう」
女度を下げる、NGなメイク場所にご注意!
最後に、毎日メイクするときに接する“鏡”の大切さについても話してくれた。
「鏡を見ながらメイクをしている瞬間って、自分の印象をつくっているときですよね。鏡で自身を見ているときは、自分の思いや周囲の環境が入り込んでいく、といわれます。きれいに整頓された煌びやかなドレッサーでメイクしている人は、それ相応に美しく輝き、周りの人から大事にしてもらえる存在になれる。一方、洗面所でメイクしている人は“洗面所レベル”の存在にしかならない…というのです。もしも、駅のトイレや満員電車の中でメイクしているとしたら、ちょっとゾッとしますよね。5分でも早く起きて、きれいな環境でメイクをすることをおすすめします!」
鏡は、見ている人の“思い”をその人自身に反映させるパワーもあるとか。
「『今日もイマイチ』と思いながらメイクするとイマイチな顔になるし、『メイクって面倒』と思っていたら相応の顔になる。『メイクって楽しい!』とか『きれいになる自分が楽しみ』など、ポジティブに思いながらメイクをして、美を磨いていけるといいですね」
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