AFTERNOON TEA FOCUS ON CHOCOLATE

アフタヌーンティーでチョコレートの魅力再発見——菊池亜希子の「ぶらり、スイーツ」vol.2

甘いものとお茶時間を愛するモデル・俳優、菊池亜希子さんが気になるスイーツを紹介する本連載。第二回は、麻布台ヒルズのショコラティエ〈ミニマル ザ スペシャルティ〉を訪れました。麻布台ヒルズのお店でしか味わえないスペシャルなアフタヌーンティー、1月からは苺をフィーチャーした新メニューが展開されます。いち早く体験した菊池さんによるレポートをチェック。

PHOTO BY KEIICHI SUTO
STYLING BY YUMENO OGAWA
HAIR & MAKE-UP BY YOKO YOSHIKAWA
EDIT & TEXT BY RCKT/ROCKET COMPANY*

カカオの奥深い世界を楽しめる充実のアフタヌーンティー

全6席のカウンターは、スタッフとの距離も近く話が弾みます。

1月からスタートする、旬の苺とチョコレートを軸にしたアフタヌーンティー。(要予約/1人¥7,900)※写真は2人前です。

「うわぁ、美味しそう!」テンションが上がる菊池さん。

麻布台ヒルズのガーデンプラザAに位置する〈ミニマル ザ スペシャルティ〉、チョコレート専門店「Minimal – Bean to Bar Chocolate – (以下、ミニマル)」が昨年オープンした新店舗です。

「ミニマル」と言えばユニークな形状の板チョコレートで知られるショコラティエですが、カカオの産地にこだわったビーントゥーバーのブランドらしくそれぞれのチョコレートの特徴に合わせ、素材を掛け合わせた新たな試みのアフタヌーンティーが味わえるということでチョコレート好きの注目を集めています。

季節によって内容が変わるこのアフタヌーンティー、1月からは旬の苺がテーマです。見た目にも華やかな3段プレートが登場すると、菊池さんのテンションも一気に上昇! その場がパッと華やぎます。

飲み物はコーヒーまたは紅茶から選べます。菊池さんはコーヒーをチョイス。「ほんのり酸味が感じられるコーヒー。チョコレートにすごくよく合います」

砕いたカカオニブを混ぜたミルクアイスに、苺とシードルのソースをかけて。

「溶けちゃうから、まずはアイスからいただこう」。ソースとともにじっくり味わう菊池さん。

「ガトーショコラ ソフト 苺 -いちご家めい-」はこのアフタヌーンティーのために開発された期間限定商品。

「上にかかったチョコレートが屋根に見えて、家みたいで可愛い!」と見た目を愛でたのち、パクリ。

人気のガトーショコラを盛り合わせたプレート。右から「ガトーショコラ ソフト 苺 -いちご家めい-」「チョコレートレアチーズケーキ」「苺の生ガトーショコラ -いちご家めい-」と3種を食べ比べ。

カカオニブが入ったリコッタチーズと苺のサラダを手に取る菊池さん。「チョコレートとウンドゥイヤのピザ」やピクルスもあり、3段を行ったり来たりすることで舌がリセットされます。

フィナンシェはチョコレートと苺&ブロンドチョコレートの2種。

「ミニマル」の原点である板チョコの食べ比べも。産地による味わいの違いがはっきりわかります。

店長の荻野 洋さんが板チョコの楽しみ方を説明してくれます。こんなふうにお話を聞きながらいただけるのがカウンター席の魅力。

「ミニマル」初のボンボンショコラ、全8種からランダムに4種が提供されます。

ガトーショコラやフィナンシェといった定番のチョコレートスイーツから、ピザやサラダといったチョコレート料理のバリエーションまで味わい尽くした菊池さん。

「大人のアフタヌーンティーですね。すごく洗練されていて、特別感があります。全部のラインナップにチョコレートが使われていて、でも主張しすぎないところがすごい。たとえばピザであれば、ちょっと辛味が効いたパンチがある味なんですが、チョコが入ることでさらに味わいに奥行きが出ている」

チョコレートの味わいはいかがでしたか?

「チョコレートは家族全員大好きで、日常的によく食べるのですが、いわゆる普通のチョコレートの甘さと全然違ってカカオの栄養をいただいているっていう感じがすごくしました。重さというか、しっかり芯を感じさせる深みのある味わいなんですが、食べ終わった後が軽いんです。チョコレート尽くしでも、身体にもったり残らないヘルシーな食べ心地で最後まで美味しくいただけました」

店頭には板チョコはもちろん、ガトーショコラやクッキーなど店舗限定のものも。

チョコレートクッキー缶5種¥5,990。こちらが購入できるのは麻布台ヒルズ店と祖師ヶ谷大蔵店の2店舗のみです。

最後に、店舗で購入できるチョコレートスイーツについて見てみましょう。「ミニマル」の原点である板チョコレートはもちろん、店舗限定のガトーショコラにクッキー缶、チョコレートサンドクッキーなど定番品から季節限定品まで所狭しと並びます。手土産に、自分へのご褒美に、特別な時間を彩る「ミニマル」の世界を自宅でも。

取材を終えて

「有機的なフォルムの建築が気になっていた麻布台ヒルズ。初めて来たらちょっと迷ってしまいましたが、上がったり下がったり通路がうねうねしていたり、都市の中の森にいるみたいで楽しかったです。“どこもオシャレ! 全部オシャレ!”と思いながら歩いていました(笑)。〈ミニマル ザ スペシャルティ〉は、商業ビルの中にあって路面店のような雰囲気がある素敵な空間。アフタヌーンティーでは、カカオとお砂糖だけで作られた板チョコが何種類も置いてあって、“このフィナンシェはこのチョコレートで作られています”、“このピザにはこのチョコレートが使われています”と教えてもらいながら板チョコと食べ比べしたことで、カカオの奥深さをより感じることができました。お腹が満たされるだけではなくて、世界中を旅した気分になれる店でした」(菊池さん)

ミニマル ザ スペシャルティ 住所=東京都港区虎ノ門5-8-1 麻布台ヒルズ ガーデンプラザ A 2F 営業時間=日~木11:00~19:00、金土11:00~20:30(イートイン)、11:00~19:00(物販) ※臨時休業=2025年1月6日(月)~8日(水)

六本木ヒルズの注目チョコレートショップ

今回紹介した麻布台ヒルズ〈ミニマル ザ スペシャルティ〉以外にも、ヒルズにはユニークなショコラティエがあります。例えば六本木ヒルズの〈メレ・ド・ショコラ〉は、フリーズドライのフルーツに独自製法でチョコレートをじっくり浸みこませた「しみこみショコラ」が人気のショコラ専門店。フリーズドライフルーツのサクッとした食感の後になめらかなチョコレートの口溶けが味わえる新感覚のスイーツです。ストロベリーやメロン、リンゴをはじめ季節ごとの旬の果物を使っているので健康を気にする方への手土産にもぴったり。


メレ・ド・ショコラ
住所=東京都港区六本木6-2-31 六本木ヒルズ ノースタワー B1F 電話=03-6804-2336 営業時間=11:00〜20:00

profile

菊池亜希子|AKIKO KIKUCHI
1982年岐阜県生まれ。モデルとしてデビュー後、映画・ドラマ・舞台など俳優としても活躍。『菊池亜希子ムック マッシュ(VOL.1〜10)』(小学館)『へそまがり』(宝島社)『好きよ、喫茶店』(マガジンハウス)シリーズなど著作多数。現在、女性誌でコラム連載を執筆するほかinterfm「野菜をMOTTO presents スープのじかん。」でナビゲーターを務めるなど多彩な活動を行っている。

ニットジレ¥35,200、ピアス¥17,600(ともにル フィル/ル フィル 麻布台ヒルズ店/麻布台ヒルズ タワープラザ 2F)、中に着たシャツ¥55,000、スカート¥55,000(ともにキャバン/キャバン 麻布台ヒルズ店/麻布台ヒルズ タワープラザ 2F)、その他スタイリスト私物

※ 2024年12月現在の情報となります。

※ 表示価格は全て税込価格です。