百花繚乱のバレンタイスイーツ。無防備に売り場に出かけると、多種多様なスイーツの海に溺れそうになってしまうほど。そこで、スイーツのことならお任せの、スイーツ芸人・スイーツなかのさんに、今年のトレンド、シチュエーション別のおすすめをセレクトしてもらいました。
TEXT BY SWEETS NAKANO
PHOTO BY ayako masunaga(portrait)
2019年のバレンタイン
注目は「プレミアム化」と「ルビーチョコレート」
今年のバレンタインのキーワードを、ぼくなりに2つあげるなら、〈プレミアム〉と〈ルビーチョコレート〉です。
平成最後のバレンタインということもあり、例年に比べ高級志向の豪華な作品や、素材や製法にこだわった数量限定物など、プレミアム感の強いチョコレートが多く発表されています。ここ数年注目を集める〈bean to bar〉の流れから、チョコレートを嗜好品として楽しむ人たち増えており、「質」を求めている傾向も後押ししているのかもしれません。
そして、いま大注目のルビーチョコレート。ダーク、ミルク、ホワイトに続く第4のチョコレートと呼ばれ、着色料を使わずにピンク色をした全く新しいチョコレートです。
スイスのバリーカレボー社が10年の歳月をかけて研究し開発をしたチョコレートで、今年のバレンタインは個人店から百貨店までルビーを使った商品が多く並んでいるのが、昨年との大きな違い。
まだ一般的には馴染みがないルビーチョコレートが、今年のバレンタインでどこまで浸透するのかぼくも注目しています。
● シチュエーション別 ヒルズのバレンタインスイーツ
絶対にスベらない、本命チョコレート!
恋人に、想いを届けたい人に、お世話になった人に、必ずイイものを渡したい皆さん。味はもちろん、包装にもこだわって選んでみましょう。
まずは、愛をたっぷり込めたショコラ界の巨匠「ジャン=ポール・エヴァン」のバレンタインコレクション。オススメは『ボワットゥショコラ ラブアイランド』です。パッケージには想像上の〈愛の島〉が描かれ、たしかな美味しさに密かな愛を重ねた逸品。
カルネ(手帳)型の箱が人気の「ユーゴ&ヴィクトール」は、“純粋な愛”をテーマにしたチョコレートが登場。バレンタイン限定『レ ザムルーズ』は、パッケージからもまっすぐな愛情が伝わるイラストがナイスィーツ! 流行りのドーム型ショコラも入っているので、こういうところにも贈る人のセンスの良さを感じます。
今年もやっぱり自分へのご褒美チョコレート!
毎年需要が高まっている自分チョコ。昔からぼくは自分用に好きなチョコレートを買っているので、時代が追いついてきたのを実感する今日この頃。(チョコレートがもらえない強がりをお許しください……)
ぼくが自分で買うなら、ココの新作は外せないお店「ラ・メゾン・デュ・ショコラ 」です。新作『ヴェルティージュ ショコラ』は、揺れ動く想いを花占いにたとえ表現したボンボンショコラ。ロマンティックな味わいを自分のものに!
限定モノに目がない方は、ニューヨーク発モダンフレンチの名店「ジャン・ジョルジュ トウキョウ」が手掛ける『JG Chocolate Box』がナイスィーツ! スパイス系のフレーバーのボンボンショコラは、通向けのラインナップです。限定150個のレア度高いチョコレートは、自分で贅沢に楽しみたい。
バレンタインデートならココに行くべし!
バレンタインにデートするなら、やっぱりバレンタイン限定スイーツも食べたいよっ!という声も多いでしょう。
トレンドを抑えたいカップルなら「グランド ハイアット 東京」の『ストロベリー アフタヌーンティー ブッフェ』がナイスィーツ! 話題のルビーチョコレートを贅沢に使ったルビーファウンテンは、インパクト大の絶景ですよー!
落ち着いたカップルなら、フレンチの巨匠アラン・デュカスが手掛ける「ル・ショコラ・アランデュカス」がぴったり。自家製クーベルチュールで作られる本格的なスイーツは、チョコレートマニアも唸る美味しさ! バレンタイン限定メニューの『フォンデュ・オ・ショコラ グラス・ヴァニーユ』は、カカオの味わいがしっかりとしたホットショコラを優雅に楽しめます。
他にもヒルズには、個性あふれるバレンタインスイーツが満載です。今年もおいしいスイーツで、ハッピーなバレンタインをお過ごしください!
スイーツなかの|Sweets Nakano
よしもと所属のピン芸人。早稲田大卒。トレードマークは大きなパンケーキハット。スイーツ好きが高じて、5,000種類以上のスイーツを食べ歩いている。日本スイーツ協会認定スイーツコンシェルジュ会員。雑誌、WEBサイトでもスイーツ連載を持つ。SNSでは、日々スイーツ情報を発信中。キメの言葉は「よろスィーツ!」 Instagram:(@yorosweets)
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