膨大なヴィンテージコレクションを元に、流行にとらわれないアイテム作りを行うブランド「ナイジェル・ケーボン」。ミリタリーやワークウェアにインスパイアされたアイテムを確かな仕立ての技でモダンにアップデートしています。今回は、六本木ヒルズにオープンした新店舗「ナイジェル・ケーボン アーミージム」の魅力とともに、春夏の新作やここでしか手に入らないこだわりの限定アイテムについて紹介します。
PHOTO by ZERO WANG
WRITTEN BY RYUTA MORISHITA
EDIT BY SHIN FRANCIS MIYAGI (RCKT/Rocket Company)
英国らしいクラシックな趣と、
ミリタリーサプライによる什器に注目

レンガ作りの壁に、作り付けのウッドのハンガーラックなど、重厚感のあるクラシックな内装・インテリアで統一した店内。

品揃えが豊富なところも特筆すべきポイント。時計やアクセサリーなど小物はもちろん、レディースのアイテムもそろいます。
ナイジェル・ケーボンは、同名のデザイナーがイギリスにて立ち上げたブランドで、ナイジェル氏は40年以上に渡り、服作りを行なってきました。実績も実力も十分なブランドですが、強みはミリタリーやワークなど、実用に根差したアイテム群。ナイジェル氏は熱心なヴィンテージコレクターとしても知られており、世界中から集めたミリタリーユニフォームや、局地探検家の作業着などをインスピレーション源としてコレクションを生み出しています。六本木ヒルズの新店は、ブリティッシュテイストを感じさせる意匠が随所に見られ、ブランドの世界観を体現。新店舗のために新たに見つけてきたという、ミリタリーサプライの重厚感のあるステンレスロッカーなども見応えがあり、ショッピングの際のワクワク感を高めてくれます。そんな新店舗の目玉のひとつが、ここでしか手に入らない限定アイテムです。
日本の伝統技法“柿渋染め”を
施した限定アイテム

柿渋染めを施した六本木ヒルズ限定アイテム。フレンチワークジャケットをモチーフにしたカバーオールは、目の詰まったガシッとしたリネン生地を用いており、存在感も抜群。春先の羽織りものにピッタリです。カバーオール ¥85,800

こちらも柿渋染めを施した六本木ヒルズ限定のTシャツ。色はチャコールグレーで、シックなイメージを演出できます。ややコンパクトな着丈で、軽快なムードも感じさせるTシャツです。胸ポケット付きなので、一枚で着ても様になります。Tシャツ ¥15,500
六本木ヒルズ限定アイテムとして、日本の伝統技術である”柿渋染め”を施した逸品が登場。薄手のカバーオールは柿渋らしい、くすんだオレンジで、大人っぽさがありながらも、この時期らしい明るさを演出してくれます。ブランドの定番アイテムであるポケットTシャツは、染めムラが独特の味わいを感じさせるチャコールグレーで、洗うたびに色落ちによるエイジングが楽しめます。ともにラギッドなデザインと日本の伝統技法が融合した、ブランドらしさと特別感が味わえるアイテム。どちらも数量限定なので、気になった方は足を運んで、ぜひその目で生地の風合いや染色の美しさなどを確かめてください。
大人のカジュアルが叶う、
春夏の新作が所狭しと並ぶ店内

メインラインに加え、ワークスーツレーベルの「Ox’ed Silver(オックスドシルバー)」や、ワークアイテムが中心の「LYBRO(ライブロ)」など、品数が豊富で、店内はアイテムでびっしり。

ブランドの代名詞であるミリタリーテイストのアイテムには特に注目したいところ。こちらはM-51カーゴパンツをモチーフにした一本。ウエストにはサスペンダーを留めるボタンを配しており、細部まで抜かりなく仕上げています。パンツ ¥38,500

ナイジェル・ケーボンの前進となったブランド「クリケット」時代のアーカイブを現代的にアップデート。ゆったりとしたボディ、軽やかなムードのショート丈など、今まさに着たいと思わせるようなプレッピーな逸品。ジャケット ¥83,600
店内正面には、年代物のステンレスロッカーを配置。迫力ある什器は見応え十分。中にはシャツやカットソーなど、春夏の新作が並びます。今季は1960年代の船乗りや、海辺に集まったカラフルな装いのヒッピーたちがインスピレーション源となっています。ヨットパーカを思わせるどこか懐かしいジップアップブルゾンは、過去のブランドアーカイブから引っ張ってきたもの。古着市場で探すと見つけることはほぼ不可能と言えるような往年のデザインを、モダンなシルエットで現代に甦らせています。ブランドとしては定番品となるM-51カーゴパンツは、実物さながらのタフなバックサテン生地を採用。スレンと呼ばれる特殊な染色が施してあり、時間をかけてだんだんと自然な色落ちが楽しめます。ゆとりのあるシルエットで、今どきのリラックス感ある装いが作れる一本。他にも、「LYBRO(ライブロ)」と呼ばれるワークウェアを軸に添えたラインのアイテムなど、多彩なラインアップで見飽きません。

こちらは数量限定で配布される購入者限定のノベルティアイテム。世界中を旅して回るナイジェル氏らしい、モーテルキーを模したキーホルダーです。「312」とオープン日がプリントされています。(※商品購入者のみに贈呈。無くなり次第終了)

2階建てのロンドンバスの模型など、イギリスを感じさせるインテリアを設置。レンガの内装も相まって、世界観にどっぷりと浸ることができます。
店内は、ブランド発祥の地であるイギリスをモチーフにしたインテリアやクラシカルな什器で統一。レンガ作りの陳列スペースなども見応えがあります。ちなみに、店舗の名称は「ナイジェル・ケーボン アーミージム」。この「アーミージム」というのは、旗艦店にしか付かない呼称で、30年ほど前にイギリスに店舗を出店した際に訪れるお客様から「まるでジムのような雰囲気だ」と言われておりその愛称で呼ばれていました。品揃えの良さはもちろん、スタッフもスペシャリストばかりがそろっています。一つひとつのアイテムに、着想源となったサンプル、生地、ボタンなどのディテールにこだわりが詰まっていますので、解説を聞きながらのショッピングも面白い。物語のあるアイテムを身にまとうというのも、大人らしいファッションの楽しみ方。足を運べば必ずや、新鮮なショッピング体験が味わえるはずです。
森下隆太|Ryuta Morishita
大学卒業後、出版の道へ。講談社「HUgE」編集部、ハースト婦人画報社「MEN’S CLUB」編集部を経て、独立。広告、カタログ、雑誌など、さまざまなメディアで活動中。
※ 2026年3月現在の情報となります。
※ 表示価格は全て税込価格です。














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