ファッションのご意見番ことスタイリスト地曳いく子さんが、独自の視点で切り込むオトナ女史のためのスタイル術「IKUKO’S METHOD」。今回のテーマはバッグチャーム&アクセサリーです。
STYLING BY IKUKO JIBIKI
PHOTO BY SHIN KIMURA
EDIT BY AKANE MAEKAWA
チャームを付けてチャームになりましょう
少し前から海外のファッションスナップなどで気になっていたのが、ラグジュアリーバッグにチャームをジャラジャラと付けたスタイル。今シーズンは展示会でも、ブランドのエッセンスをギュッと凝縮したかわいいバッグチャームがいっぱい出ていました。チャームは主役ではないですが、ひとつ足すだけで気持ちがあがるアイテム。急に寒くなり、日も短くなったこの季節は、なんとなく気分も沈みがち。そんなときこそ、キュートなチャームをプラスして気持ちを上げていきましょう、というのが今回の企画です。ひとつ足すだけでもお手持ちのバッグの印象がパッと変わり個性もアップ。チャームを付けてチャームに冬を過ごしましょう。
地曳いく子が指南する
バッグチャームのススメ
❶ ラグジュアリーバッグをパーソナライズする
チャームの今季おすすめポイントは、ラグジュアリーなバッグにさらにラグジュアリーなチャームをプラスする付け方。もちろん、ラグジュアリーなブランドバッグは、それだけでも完璧です。でも、さらに自分色にバッグをパーソナライズしてみてはどうでしょうか。もしも知り合いとバッグが被る緊急事態が起きてもこれなら大丈夫。バッグチャームだけでなく、AirPodsケースやキーホルダー、スカーフなどをバッグにプラスしても。個性的にパーソナライズしてバッグをパワーアップしていきましょう。
❷ かわいいだけじゃない、実用性だってあるんです
バッグの中には意外と細々としたお出かけ必須アイテムがありますよね。その代表格といえば“家の鍵”。私の場合、キーホルダーをチャームとしてバッグに付けたりしています。年末年始のパーティーシーズンが多いこの時期は、ちょっとはしゃぎ過ぎとしまうと、玄関の前で鍵を探すのが大変だったりしませんか?(すみません、私はあるんです……頭も手もともふわっとして……)でも、バッグチャームとして鍵も付けておけば、バッグをひっくり返して鍵を探すことなく無事に家の中へと入れます。AirPodsケースなどのお出かけのお供もバッグにジャラジャラと付けて実用を兼ねたおしゃれを楽しんでみてください。
❸ プチ贅沢なホリデーギフトにも
これからの駆け込みホリデーギフトとしても最適なのではないでしょうか。ブランドのエスプリや職人技が詰め込まれたコンパクトなデザインは、どれをとってもかわいいです。身に着けるものや普段使いのものは、その人のスタイルに影響しますが、バッグチャームや小物ならそこまでナーバスになる必要もないですしね。贈る相手の好きなブランドのものを選べばギフトとして喜ばれること間違いなし!
地曳いく子|Ikuko Jibiki
スタイリスト/1959年東京生まれ。数々のファッション誌で活躍し、女優や著名人のスタイリングも数多く手がける。大人の女性を美しくみせる的確な理論に基づくスタイリング術に定評を持ち、執筆も多く手がける。現在は、ファッションアイテムのプロデュースほか、テレビやラジオに出演するなど多方面で活躍。著書に『服を買うなら、捨てなさい』『着かた、生きかた』(ともに宝島社)『おしゃれは7、8割でいい』(光文社)『大人の旅はどこへでも行ける 50代からの大人ひとり旅』(扶桑社)など多数。最新刊に『ババアはツラいよ! 番外編 地曳いく子のお悩み相談室 2』(集英社文庫)。
※ 2024年12月現在の情報となります。
※ 表示価格は全て税込価格です。
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