HAPPY HOLIDAY GIFT SPECIAL

ホリデーカラーのミニバッグでハッピーを贈る——表参道ヒルズ×地曳いく子のおしゃれメソッド

スタイリスト地曳いく子さんの人気連載「IKUKO‘S METHOD」が、ホリデーギフトをテーマに、表参道ヒルズとスペシャルコラボレーション。ぴりっとスパイスの効いた独自の視点で切り込むファッションコラムとともに、ギフトとして贈りたいミニバッグを、表参道ヒルズのラグジュアリーブランドからセレクトします。

STYLING BY IKUKO JIBIKI
PHOTO BY SHIN KIMURA
EDIT BY AKANE MAEKAWA

気分はそろそろシャイニング

この時季は、暗くなり始めるのも早く、太陽に照らされている時間が短いせいなのか、気分も沈みがち(私だけかもしれませんが 笑)。だからこそ、気持ちをアゲるきらめきが必要なのです。街にはイルミネーションが点灯し、いよいよホリデーシーズンが到来。キラキラとした光を目にするだけで、わくわくしてきます。この数年、自粛ムードであったからこそ、心がより一層シャイニングな何かを求めている気がします。「気分をアゲる」、それこそが今のトレンドではないでしょうか。今回は、ギフトとして贈りたい、ハッピー&キュートなホリデーカラーのミニバッグを、表参道ヒルズの人気ブランドから、ピックアップ。贈りたい方のタイプ別に(妄想も入っていますが、それほどかけ離れてもいないはず!)今年のおさえておきたいセレクトポイントも添え、スペシャルなギフトバッグを紹介します。

キラキラ輝く芯の強い個性的な人へ

ヴァレンティノのアイコンバッグ《ロコ》が再解釈されプレシャスなアイテムとなって登場。ボディを彩るのは深いグリーンのシークイン。光を乱反射しつつも落ち着いた輝きを放つので、オトナのための逸品とも言えます。取り外し可能なレザーハンドルとスライド式のチェーンストラップ付き。ドレスはもちろんのこと、クロスボディでバイカーズジャケットやデニムにもガンガン合わせたい。コスチュームジュエリー感覚で楽しみたいバッグです。バッグ¥506,000(ヴァレンティノ ガラヴァーニ/ヴァレンティノ/表参道ヒルズ 本館1F、2F

バリバリ仕事をこなしつつも温かみのある人へ

異素材を組み合わせたストライプがアクセントになったクロエのコンパクトなデイバッグ。深みのある赤のコンビネーションがとても上品。小ぶりなので、デイリーに使うオフィスシーンから、カジュアルなパーティーまで幅広く活躍できるバッグです。長さが調節できる取り外し可能なロングストラップ付き。バッグ¥343,200(クロエ/表参道ヒルズ 本館1F

ロック魂を持った実はエレガントな人へ

マルニのエレガントなアイコンバッグ〈RELATIVITY〉から、ホリデーコレクションのシーズンカラーとなったシルバーが登場。ミニサイズながらもマチの幅があるので、現代の三種の神器(スマホ、ミニ財布、家の鍵)もしっかり収納。メタリックなシルバーも、クロムのようなしっとりとした光なので、派手過ぎずどんなスタイルにも似合います。バッグ¥270,600(マルニ/表参道ヒルズ 西館1F

気持ちもスタイルもキュートな人へ

フロントにあしらわれた「D2」のレタリングが存在感を放つ、ディースクエアードの超コンパクトなクロスボディバッグ。今季注目したい濃いめのピンク色が、スタイルのアクセントに。ショルダーストラップを外し、手首にハンドルをかけてクラッチのように持てば、パーティー仕様にも。バッグ¥118,800(ディースクエアード/表参道ヒルズ 本館1F

趣味の良いしっとりとした上品な人へ

JPモノグラムにインスピレーションを得た幾何学的なカットアウトをあしらった半円形のフォルムが特徴的なパトゥのアイコンバッグ〈LE PATOU BAG〉。シーズンカラーのニュアンスのあるピンクが、旬のスタイルへと格上げします。定番アイテムも、今年は全体的にひねった色に注目したいです。ストラップの長さは調節可能。バッグ¥151,800(パトゥ/表参道ヒルズ 本館1F

クリエイティブでちょっとアバンギャルドな人へ

エムエム6 メゾン マルジェラのアイコンバッグ〈ジャパニーズ〉の新作。なめらかなレザーを採用したエレガントなフォルムが印象的。ノットディテールが特徴のハンドルは長さの調整が可能で、ハンドバッグからショルダーバッグまで、自在にスタイルを変えることができます。ブラウンに近いあたたかみのある赤が今年らしいカラーに。バッグ¥66,000(エムエム6 メゾン マルジェラ/表参道ヒルズ 本館1F

IKUKO‘S EYE

❶ 心を奪うニュアンスピンク

冬のホリデーカラーの定番といえば赤。そこに今年プラスされたのがピンク。ピンクといっても、ひねりの効いた濃いめのニュアンスピンクです。パキッとした夏のピンクとは異なり、今季の冬はしっとりとした色。赤も同じで、気持ちをサポートしてくれるニュアンスのある落ち着いた赤です。ピンクや赤は扱いにくい色と思われがちですが、ミニバッグに投入してみると、グレーのウールコートなど、アウターが重めの冬にはバランスが取りやすい色でもあります。ピンクや赤には、これまであまり手を出さずにきた私ですが、気分をアゲたい今年は心を動かされました。

❷ ミニバッグはコスチュームジュエリー感覚で

シャイニングなアイテムも、今年の冬には欠かせません。とはいえ、今季のキラキラは、ビジューの輝きではなく、シークインやメタリックなきらめき。トレンドカラーのグリーンも、シークインで表現されると、きらりと輝く深みのある色合いに。ミニバッグは、コスチュームジュエリー感覚で持てるので、少し派手かなと思うぐらいのバッグを選ぶほうが楽しめます。

❸ 時代は2WAY

今年ミニバッグを贈るなら、その人の個性となるような毎日持てるアイコンバッグを選んでみてはいかがですか。シャイニーなパーティーバッグも時代は2WAY。取り外し可能なショルダーストラップ付きが主流になりつつあります。ドレスに持つだけでなく、クロスボディにしてツイードのコートやダウンジャケットに合わせても。カラーやデザインだけでなく、その人のスタイルから選ぶのも今のトレンド。頑張った自分へのご褒美ギフトとしても、パーティー顔の2WAYなミニバッグをぜひ。

その人のことを大切に想って選ぶことこそ、ギフトを贈る醍醐味。素敵な贈り物とともに、ハッピーを届けてください。もちろんそこには自分自身も入りますよ!

 

profile

地曳いく子|Ikuko Jibiki
スタイリスト/1959年東京生まれ。数々のファッション誌で活躍し、女優や著名人のスタイリングも数多く手がける。大人の女性を美しくみせる的確な理論に基づくスタイリング術に定評を持つ。現在は、ファッションアイテムのプロデュースほか、テレビやラジオに出演するなど多方面で活躍。著書に『服を買うなら、捨てなさい』『着かた、生きかた』(ともに宝島社)『おしゃれも人生も映画から』(中央公論新社)『買う幸福』(小学館)『おしゃれは7、8割でいい』(光文社)『日々是混乱』(集英社)など多数。最新刊に『ババア上等! 番外編 地曳いく子のお悩み相談室』(集英社文庫)。

※2022年11月現在の情報となります。
※表示価格は全て税込価格です。
※店舗により臨時休業や営業時間が異なります。詳細は各店舗ホームページ、および「表参道ヒルズの営業状況について」をご確認ください。