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〈サイベックス〉とともに考える、チャイルドシートとの正しい付き合い方

子どもとの楽しいドライビング時間を過ごすために欠かせないチャイルドシート。小さな赤ちゃんはもちろんのこと、現在では、成長した子どもに対しても高い安全基準が求められています。そこで、日頃チャイルドシートを使用しているママやパパたちの率直な意見を聞くべく〈サイベックス〉が座談会&試乗体験会を麻布台ヒルズにて開催。チャイルドシートに対する参加者たちのリアルな声とともに、子どもの成長とその安全性について考えてみました。

PHOTO BY MASANORI KANESHITA & CYBEX
EDIT & TEXT BY AKANE MAEKAWA

❶「身長150㎝未満の子どもにはチャイルドシートの使用を推奨」って知っていますか?

道路交通法では6歳未満の幼児にチャイルドシートの使用が義務付けられています。そのため、6歳になったら卒業と考える方も多いかもしれません。

しかし、JAF(日本自動車連盟)は子どもの安全性を踏まえ、年齢ではなく体格で判断すべきとし、従来の身長140㎝未満から150㎝未満に使用推奨身長を引き上げました。そもそもシートベルトは身長150cm以上の体格を前提に設計されており、それに満たない子どもが直接座ると首やお腹にベルトがかかり、衝撃時に危険を伴うことがあります。シートベルトは肩と腰骨で支えてこそ、安全性能を発揮します。

このJAFの基準改定をご存じだったでしょうか?

❷ 今求められる安全性について〈サイベックス〉は考えます

ドイツ発のペアレンティングブランド〈サイベックス〉は、チャイルドシートの製造から創業したブランドでもあり、その安全性を追求し続けてきました。〈サイベックス〉はJAFの改定発表を受け、チャイルドシートの使用実態の調査を独自で実施 * 。その結果、「6歳を超えての常に使用は2割」というという事実が浮き彫りになったといいます。この背景を踏まえ、安全な製品をつくるだけでなく、「子どもの安全を守るため、チャイルドシートの使用は身長150㎝まで」という新たな使用目安を社会に対し積極的に発信し、命を守る取り組みを進めようと、この秋、麻布台ヒルズカフェで座談会を開催しました。

* 2025年7月、小児科医の山中龍宏氏(NPO法人Safe Kids Japan顧問)の監修のもと、3歳から12歳の子どもを持つ親1,000人を対象に実施。

麻布台ヒルズカフェにて開催されたチャイルドシート使用に関する座談会。Photo Courtesy: CYBEX

JAFがチャイルドシートの使用推奨身長を140㎝未満から150cm未満へと引き上げたことについて説明を受ける参加者たち。Photo Courtesy: CYBEX

❸ 子どもとチャイルドシートに奮闘するママやパパたち

麻布台ヒルズカフェで開催された座談会に集まったのは8組の親子。下は1歳前後から一番上の子どもが7歳というママやパパたち。参加者全員、6歳未満のチャイルドシートの着用義務については把握していましたが、「JAFの身長150㎝未満の子どもへのチャイルドシート推奨」について、明確には知らなかったという人も多かったようです。そして、皆さん共通して “チャイルドシートに子どもを座らせること”に奮闘している様子。子どもが座りたがらない理由として「身体の締め付け」や「親から離される不安感」、「暑さなどの不快感」など、理由はさまざま。ようやく座らせても、子どもが肩ベルトから肩抜けしてしまうなど、適正に使用できない例など、親のメンタルを消耗させるさまざまな体験談が飛び交いました。

座談会では、子どもをチャイルドシートに座らせることに四苦八苦する体験も共有。Photo Courtesy: CYBEX

同時に、活発的な意見交換もあり、「お気に入りの布をそのまま車に持って行き、できるだけ家の状態に近づけること」や「夏は車内を前もって冷やす」など車内環境を整える工夫のアドバイスもありました。また、「一度座ったら抱っこなどを絶対にしないを家庭のルールで一貫する」、「『せーのでパチン』など合図を決め、シートに座るルーティンをつくる」、「年齢に合わせ、笑いを交えて事故のイメージをリアルに説明する」など、絶対解は無いながらも、それぞれの家庭での子どもとチャイルドシートとの付き合い方に耳を傾け、参考となる意見が交わされました。

子どもがチャイルドシートに素直に座ってくれるようになった先輩ママやパパから、それぞれの解決法を聞くなど、座談会では積極的に意見交換をする場面も。Photo Courtesy: CYBEX

❹ 体験会で改めて認識するチャイルドシートの重要性

車での楽しいお出かけとともに、目的地に到着するまでに大変な思いをしているママやパパたち。今回の座談会でも、6歳以上になりしっかりと座れるようになれば早くチャイルドシートを卒業したいと思っている人も多かったようです。座談会終了後は、場所を移動し、身長150㎝まで対応可能な〈サイベックス〉のチャイルドシート《パラス G2》を実車で体験。同時に、6歳 / 123cmの子どもにもシートベルトのみでの着用を試してもらいました。すると、シートベルトが正しい位置に固定されず、首にかかってしまう様子も見られました。その光景を見た保護者からは、「やはり子どもの安全が第一」と納得する声が多く聞かれました。「事故を想像すると怖い」という声もあがり、しっかりと《パラス G2》に座って守られている様子に安心感を覚えたという人も。今後の成長を見据え、「子どもが嫌がるから」という理由でそろそろ着用しなくても大丈夫と親の都合で考えるのではなく、改めてチャイルドシートやジュニアシートの重要性と適切な使用を認識する機会となったようでした。

座談会の後、実車でのチャイルドシート体験会を開催。実際に、参加者自身に取り付けの体験をしてもらうことで、チャイルドシートの重要性と適切な使用を認識してもらう。

6歳・身長123cmの女の子が、ジュニアシートモードに切り替えた《パラス G2》を体験。シートベルトは首にかかることなく、正しく肩にフィットし、腰ベルトも腰骨の位置でしっかりとホールドされています。

チャイルドシートを使用せず、シートベルトだけで座る体験も。体格にあっていないため、シートベルトが首にかかる不安定な状態に。

子どもたちの安全を守るため、法の規定や数値だけに捉われるのではなく、自分たちで適切な使用ができているかどうかを意識していくことが、家族との楽しい時間に繋がるのではないでしょうか。

体験会に登場した《パラス G2》とは?

《パラス G2》は、子どもの成長に合わせてシートモードを切り替え、生後15カ月頃(かつ身長76cm以上)から12歳頃(身長150cm)まで使えるロングユースタイプのチャイルドシート。身長105cmまでを対象とするチャイルドシートモード時は、〈サイベックス〉独自のインパクトシールドが正面衝突時の衝撃を分散し、首への負担を軽減します。肩ベルトタイプのような複雑さがなく、調節がボタン式のため片手でスムーズに操作が可能で身体のフィット感もあり無理に子どもの自由を奪わない設計に。ジュニアシートモードへの切り替えは、インパクトシールドを外すだけ。車のシートベルトを使用し、体格に合わせた調節を行い子どもの安全を守ります。

 

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1/4シートモードを切り替えることで、生後15カ月から12歳頃までを1台で対応できる《パラス G2》
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2/4〈サイベックス〉独自のインパクトシールド。取り付けもベルトをカチッとはめるだけで簡単。調節はボタン式で片手でも操作ができ、最適なフィット感への調節もスムーズ。
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3/4〈サイベックス〉独自のインパクトシールド。取り付けもベルトをカチッとはめるだけで簡単。調節はボタン式で片手でも操作ができ、最適なフィット感への調節もスムーズ。
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4/4車のシートベルトを使用するジュニアシートモードでも、体格に合わせて正しく装着することで頭部の安全をしっかり守ってくれる。

CYBEX 《パラス G2》


販売価格=¥44,000 身長基準=76cmかつ生後15カ月~150cm 参考年齢=生後15カ月〜12歳頃まで サイズ=W59.5㎝×D40.5㎝×H59~81㎝ 製品重量=8.9㎏ 適合規格=UN R129/04(i-Size)

※ 2025年12月現在の情報となります。
※ 表示価格は全て税込価格です。