街が幻想的な光に満たされ心も踊るホリデーシーズンは一年の中でも特別な季節。だからこそ、心を込めたスペシャルなギフトを贈りたい。人気スタイリスト地曳いく子さんが、麻布台ヒルズ、六本木ヒルズ、表参道ヒルズの3つのヒルズから特別な贈り物をセレクトします。第三弾はラグジュアリーなきらめきを放つジュエリー。毎日でも身に着けたいステディに纏う輝きをテーマに、人気のハイジュエラーからプレシャスな逸品をピックアップ。いく子さんが語る3つのヒルズの楽しみ方とともに素敵なジュエリーを紹介します。
STYLING BY IKUKO JIBIKI
PHOTO BY SHIN KIMURA
EDIT BY AKANE MAEKAWA
麻布台ヒルズ|AZABUDAI HILLS
CARTIER|マットな艶感が美しい新作ブレスレットで贈る愛 1970年代に誕生した《LOVE》ブレスレットはカルティエを象徴するアイコニックなデザイン。手首にぴったりとフィットするオーバルのブレスレットは、付属のスクリュードライバーでビスを外さないと着脱できないという、まさに永遠の愛を表現した逸品。もちろん、スクリュードライバーもブレスレットと同じゴールド製。この秋に登場した新作は、ブラッシュド加工を施したマットな質感に輝くダイヤモンドが特徴。ダイヤモンドの輝きと洗練された艶感が美しく手もとを彩り、毎日でも身に着けていたいデザイン。ぜひエターナルな愛を贈ってください。左《LOVE》ブレスレット ¥1,874,400[18Kイエローゴールド×ダイヤモンド]、右《LOVE》ブレスレット ¥1,874,400[18Kピンクゴールド×ダイヤモンド](カルティエ/麻布台ヒルズ ガーデンプラザ C 1F )
BVLGARI|シンボリックな蛇が奏でるモダンな曲線美 神話に登場する蛇からインスピレーションを得たブルガリのシンボル《セルペンティ》。さらなる表現として誕生した《セルペンティ ヴァイパー》は、精緻な職人技が紡ぎ出すジュエリーコレクション。蛇のうろこを表したしなやかな曲線がモダンな輝きを放ちます。特別な日だけでなく、カジュアルなスタイルに合わせても素敵。2025年は巳年でもあるので、幸運を呼ぶラッキーシンボルとしても身に着けたくなるジュエリーです。《セルペンティ ヴァイパー》ネックレス ¥3,718,000[18Kピンクゴールド×ダイヤモンド]、《セルペンティ ヴァイパー》イヤリング ¥753,500[18Kピンクゴールド×ダイヤモンド](ブルガリ/麻布台ヒルズ ガーデンプラザB1F )
広場を中心として街全体がひとつの大きな庭園のように感じる麻布台ヒルズ。回遊性の高い設計はとにかく歩いていて楽しい。トップシェフが腕を振るう話題のレストランなど食文化も充実。カルティエやブルガリが軒を連ねる桜麻通りをふらりと散策しながらディナーへ向かうのも楽しみのひとつに(地曳)
六本木ヒルズ|ROPPONGI HILLS
TIFFANY & CO.|自由な精神を宿す力強いエレガンスを ゲージ リンクのチェーンを繋ぎ合わせたインダストリアルなデザインが魅力の《ティファニー ハードウェア》コレクションのネックレス。ジュエリーに込められたメッセージは、ニューヨークの街にきらめくエネルギッシュな力強さと自由な精神。丸みを帯びたディテールや中央にいくにつれボリュームをもたせたチェーンのグラデーションが上品に存在感を際立たせます。ドレスだけでなく、シャツやシンプルなニットに合わせても馴染むファッション性の高さも魅力。《ティファニー ハードウェア グラジュエイテッド リンク ネックレス》 ¥2,860,000[18Kローズゴールド](ティファニー/ティファニー六本木ヒルズ店/六本木ヒルズ 六本木けやき坂通り 1F )
六本木ヒルズを魅力的な街にしているのは、そこに多様な文化があるから。特にお気に入りは天空の美術館。ヒルズでゆっくりランチをしてから美術館に行ったり、アート鑑賞後にディナーで美食を堪能したり。宝石箱のような東京の夜景を望むバーではおしゃべりも尽きません。そして、ティファニーのブティックが佇むけやき坂のイルミネーションはホリデーシーズンの一大イベントですよね!(地曳)
表参道ヒルズ|OMOTESANDO HILLS
HARRY WINSTON|蝶が舞うダイヤモンドの無限のきらめき 新たなハリー・ウィンストンのアイコンとして人気の《インフィニット・リリークラスター》。空を舞う蝶の姿を、プラチナにセットしたラウンド・ブリリアントカット・ダイヤモンドとマーキースカット・ダイヤモンドで表現。愛らしさとともにシャープさも秘めるハリー・ウィンストンらしいダイヤモンドで描いたファンタジー。個性を際立たせるステディなジュエリーとして、無限の輝きを楽しみたい。《インフィニット・リリークラスター・イヤリング》 ¥2,167,000[プラチナ×ダイヤモンド]、《インフィニット・リリークラスター・ペンダント》 ¥1,650,000[プラチナ×ダイヤモンド]、《インフィニット・リリークラスター・リング》 ¥1,650,000[プラチナ×ダイヤモンド](ハリー・ウィンストン/表参道ヒルズ 本館1F )
CHAUMET|神秘的な輝きとともに想いを伝えて “絆”を意味するショーメの「リアン」コレクションから登場した新作のペンダントとイヤリング。一粒のサファイアがダイヤモンドの中に神秘的な輝きを放ちます。ルビーをセッティングしたペンダントは、ショーメの最初のミューズである皇后ジョゼフィーヌにオマージュを捧げた「ジョゼフィーヌ」コレクションから。ティアラに着想を得たV字のシェイプが印象的なデザイン。ティアラを着ける機会はなかなか無いですが、ペンダントなら毎日でも。ジョゼフィーヌ気分でおしゃれを楽しみたいです。左から《「ジョゼフィーヌ」コレクション エグレット ペンダント》 ¥1,562,000[18Kホワイトゴールド×ルビー×ダイヤモンド]、《「リアン」コレクション ジュ ドゥ リアン ペンダント》 ¥1,199,000[18Kホワイトゴールド×サファイア×ダイヤモンド]、《「リアン」コレクション ジュ ドゥ リアン イヤリング》 ¥1,375,000[18Kホワイトゴールド×サファイア×ダイヤモンド](ショーメ/表参道ヒルズ 本館1F )
表参道の街並みも合わせて楽しめるのが表参道ヒルズの魅力。坂の傾斜に合わせて緩やかにのぼるスロープに、エッシャーのだまし絵の中に入り込んだような不思議な感覚を覚えます。ハリー・ウィンストンやショーメが面する表参道のイルミネーションとともに、館内を貫く光のクリスマスツリーでキラキラ気分を心に充電しています(地曳)
自分らしく日々を潤すジュエリーを見つけて
プレシャスなジュエリーはむしろステディに装うべき。これは、私の母から学んだことです。ジュエリーが大好きな母は、パーティーや特別な日だけではなく、ダイヤモンドやゴールドのジュエリーをデイリーに身に着けていました。仕事をしている時も家事をしている時もです。ボックスの中にしまい込むことはせず、日々の生活の中でおしゃれとして楽しんでいました。もちろん、中にはジェムストーンのハイジュエリーもあり、さすがにそうしたものはデイリー使いではなかったですが、それでも普段に身につけているジュエリーのほうが圧倒的に多かったです。幼いころからそうした母を見て育ったので、ジュエリーはステディに纏うものだと思っていました。私自身もハイジュエリーを、デイリーなファッションに取り込むスタイルが好きです。普段使いをしていたら、某ハイジュエラーのダイヤモンドのピアスをどこかに忘れてくるという失敗もしていますが…笑。でも仕舞い込んでいてはジュエリーがかわいそう、その輝きを失ってしまうかも!?
暗黙のファッションルールが崩壊しつつある今、自分らしく楽しむことこそがおしゃれの基本。本物の輝きを放つハイジュエリーは、特別なイヴニングだけと考える必要はありません(レッドカーペットの上を歩く桁違いのジュエリーはまた別の話ですが……)。カジュアルなスタイルのときこそ、大人の皆さまにはハイジュエリーを身に着けてほしいです。それが今の粋なラグジュアリーなのではないでしょうか。ダンガリーシャツやシンプルなカシミヤのVネックセーターの胸元にプレシャスなネックレスが輝いていたら惚れ惚れするほど小粋ですよね。ネックレスひとつで、醸し出す雰囲気は桁違いです。リングやブレスレットはグラスを持つ手をより美しく魅力的に見せてくれるはず。もちろん、シルクのブラウスやシフォンのドレスに合わせても素敵というのは、言うまでもありませんが。
特別感のあるホリデーシーズンだからこそ、ラグジュアリーな贈り物をするきっかけにもなります。大切な人に贈りたいステディに纏うハイジュエリー。3つのヒルズを楽しみながら、そんなプレシャスなギフトを贈るのも素敵ですね。
地曳いく子|Ikuko Jibiki スタイリスト/東京生まれ。数々のファッション誌で活躍し、女優や著名人のスタイリングも数多く手がける。大人の女性を美しくみせる的確な理論に基づくスタイリング術に定評を持ち、執筆も多く手がける。
「CHRISTMAS HILLS 2024」では、六本木ヒルズをはじめ、麻布台ヒルズ、虎ノ門ヒルズ、表参道ヒルズ、アークヒルズが一体となりクリスマスが展開されます。ヒルズ全体に広がる美しい装飾と心温まるイベントが、この季節を彩ります。今年のクリスマスは、ヒルズで心に残るひとときをお楽しみください。
╲3つのヒルズから特別な贈り物をセレクト╱
※ 2024年11月現在の情報となります。 ※ 表示価格は全て税込価格です。
#クリスマスヒルズ #ジュエリー
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