春の爽やかな風に誘われ、シャツの袖をまくりたくなる。そんな季節には、腕元のお洒落も意識したい。袖口からチラッと見える時計やブレスレットは、コーディネートを華やかに見せてくれつつ、知性や遊び心も演出できるもの。時間に追われる毎日を、少しでも愉しく鮮やかに彩ってくれる時計とブレスレットを紹介する。
PHOTO BY OSAMI WATANABE
EDIT & TEXT BY KANA ENDO
口紅をひくように腕元が華やぐ赤い時計
赤いネイルや赤い口紅など、女性の可愛らしさや強さを際立ててくれるのが赤の力。そんな赤色の効能を腕元にも活かすべく、赤い文字盤とストラップの時計をチョイス。赤いストラップの時計はしばしば見かけるが、文字盤に赤い天然石を用いている時計はかなり珍しい。この天然石はレッドアベンチュリンで、ポジティブなパワーを与えてくれるパワーストーンだ。同様にカーネリアンを用いたブレスレットも珍しく、赤時計×赤ブレスのコーディネートが完成するのは奇跡的。白シャツなどのプレーンな装いに取り入れて、コーディネートの華やかなポイントに。この時計に搭載された自動巻きキャリバーは、耐磁性が非常に高く、高精度を維持する。見た目の華やかさとともに知的さもアピールできる一本だ。
ピンクとダイヤモンドでカラーミックスを愉しむ
まるで桜の花びらのような淡いピンク色は、言わずもがな女性をハッピーにしてくれる色味。さらにダイヤモンドが加わったら非の打ち所がないわけで。そこで選んだのはピンク文字盤×ダイヤモンドの時計。そんな時計とブレスレットを重ね付けする場合は、ローズゴールドやホワイトゴールド、ステンレススティールを組み合わせて、カラーミックスするとより垢抜けて都会的に見える。その際、時計がピンクなら、ローズゴールドのアイテムを選ぶと派手になりすぎず馴染みやすい。『アトラス ウォッチ コレクション』はニューヨーク五番街にあるティファニー本店の玄関を飾るアトラス クロックにインスパイアされており、インデックスのローマ数字が特徴。ダイヤルのピンクマザーオブパールが女性らしく優しい印象で、ダイヤモンドとステンレススティールの組み合わせはデイリーから華やかなシーンまでさまざまなシーンにマッチする。
ゴールドコーデには遊び心をプラスして
腕元を華やかに見せるならゴールドのジュエリーは鉄板だが、ともすると豪華になりすぎたり、古臭くなってしまったり。ポイントは、ボリュームを抑えることと、遊び心を加えることだ。例えばゴールドの時計ならケースサイズが小さめのものを選んだり、バングルであれば細めのタイプを選ぶのがおすすめ。また動物や植物などのモチーフものを取り入れれば、遊び心も加えてくれる。ゴールドのラグジュアリーさとアニマルモチーフの表情にギャップ萌えすることも。1983年に誕生し、2017年にデザインが刷新された『パンテール ドゥ カルティエ』ウォッチは、女性の定番時計だ。その時計のブレスレットは、パンテールの動きのように驚くほどしなやかで腕にぴったり沿うのが特徴で、これだけでも十分華やかだが、さらに同コレクションのブレスレットをプラスすれば、遊び心も加わりセンスの良さを感じさせることができる。
付け替えストラップで時計も気軽にお着替え
昨今時計業界を賑わせているのが、自分で簡単にストラップの付け替えができる仕様の時計。多くのブランドからインターチェンジャブルストラップの時計が発表されている。なかでも「ブシュロン」の『リフレ』は早くからその仕様を取り入れているパイオニア的存在で、付け替え用ストラップも様々なカラーが揃い、まるでブレスレットのように、毎日のコーディネートに合わせて愉しむことができる。そんなオールマイティな時計に合わせるのは、こちらもオールマイティな『キャトル』の新作ブレスレット。イエローゴールド、ホワイトゴールド、ピンクゴールドが使われているので、どんなカラーのジュエリーと合わせても違和感なくコーディネートできる。時計の裏蓋には、“Je ne sonne que les heures heureuses” (私はよろこびの時だけを刻む)とエングレービングされているのも、うれしいサプライズ。
※2022年4月現在の情報となります。
※表示価格は全て税込価格です。
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