今年のバレンタインには、花束で愛を伝えたい。J-WAVEの「INNOVATION WORLD ERA」と「MIDNIGHT CHIME」でそれぞれナビゲーターを務める、後藤正文さん(ASIAN KUNG-FU GENERATION)とイラストレーターのたなかみさきさんが選曲したラブソングに合わせて、「ディリジェンスパーラー」「ニコライ バーグマン フラワーズ & デザイン」「レ ミルフォイユ ドゥ リベルテ」が、バレンタインブーケを作りました。
TEXT BY MIHO MATSUDA
PHOTO BY aya kawachi
● 後藤正文 さんが選んだラブソング
「And I Love Her」 by Brad Mehldau Trio
「The Beatlesの名曲『And I Love Her』は、相手が“You”ではなくて“Her”なところが詩的だなと思います。愛を歌った曲なのにどこか物悲しい。それは去りゆく者の視点を感じさせます。いつか損なわれることを知りながら、歌われる“never die”という言葉。そんな楽曲が持つ複雑さを繊細に増幅させたようなBrad Mehldauのカヴァーは、バレンタインには切なすぎるかもしれませんが、いずれ去りゆくがゆえの、生への愛おしさを噛み締めるのにぴったりな曲かもしれないなと思います」
—— 後藤正文 さん
「INNOVATION WORLD ERA」
(J-WAVE 毎週日曜 23:00〜23:54)
● たなかみさき さんが選んだラブソング
「ピアノガール」 by くるり
「何故か好きな人に対して一番酷いことを言ってしまうことが多いんです。好きとか愛ってなんて醜くて愚かなんだろうと、思い返せば凹んでしまうことの方が多く、そんな胸が締め付けられるような曲をラブソングとして選びたいなと思いこの曲を選びました。雲一つない⻘空の日に外で聴くと、太陽に照らされて過去の愚かな恋愛を思い出すこと間違いなしです! 自分で自分を抱きしめたくなります」
—— たなかみさき さん
「MIDNIGHT CHIME」
(J-WAVE 毎週月曜 26:00〜27:00)
後藤正文|GOTOH MASAFUMI
1976年生まれ。ASIAN KUNG-FU GENERATIONのボーカル&ギターであり、ほとんどの楽曲の作詞・作曲を手がける。2010年にはレーベル「only in dreams」を発足。また、新しい時代やこれからの社会など私たちの未来を考える新聞『THE FUTURE TIMES』を編集長として発行している。2018年からは新進気鋭のミュージシャンに贈られる作品賞『APPLE VINEGAR -Music Award-』の立ち上げ、朝日新聞の朝刊・文化芸能面でのコラム連載「後藤正文の朝からロック」を担当。Gotch名義でのソロとしては、3月3日に3rd Album『Lives By The Sea』がCDとLPでリリースとなる。著書に『何度でもオールライトと歌え』(ミシマ社)、『YOROZU〜妄想の民俗史〜』(ロッキング・オン)ほか。J-WAVEでは『INNOVATION WORLD ERA』(日曜23:00〜23:54)のナビゲーターを務める。
たなかみさき|TANAKA MISAKI
イラストレーター。1992年生まれ。埼玉県出身。日本大学芸術学部を卒業後、熊本に移り住みフリーランスのイラストレーターとして活動。2017年春からは東京に拠点を移し主にグッズ制作、出版物に関わりながら活動中。お酒、歌謡、哀愁をこよなく愛し、それらは作品の中で色気を匂わせている、誰もが感じた事のある、あの青春を追い求めて。J-WAVEでは『MIDNIGHT CHIME』(月曜26:00〜27:00)のナビゲーターを務める。
※ 2021年2月現在の情報となります。
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