暮らしを楽しむためのさまざまなアイデアや工夫を、ヒルズエリアのエキスパートに教えてもらう連載「Tips for Life」。第3回はトータル・ワークアウトプレミアムマネジメント株式会社社長でありパーソナル・トレーナーの池澤智さんに、オフィスの冷房で固まった身体をほぐす簡単ストレッチ、夏のむくみ解消方法を教えてもらった。
TEXT BY MIHO MATSUDA
PHOTO BY MANAMI TAKAHASHI
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体全体の血流を促進して身体を温める
外気は30℃を越えても、オフィスの中は冷房が効いている。夏だからこそ冷えやすい身体を、休憩時間などを利用して簡単にリフレッシュしたい。トータル・ワークアウトプレミアムマネジメント株式会社の代表取締役社長でありパーソナル・トレーナーの池澤智さんによると「末端が冷えたからといって、手や足首を回しただけでは、体温は上がりません。大きな血管のそばにある筋肉を動かしてあげるのがポイントです」。
例えば、スクワットは太ももの前面にある大きな筋肉を動かし、リンパや血管が集中する股関節を刺激することで体温が上昇する。大臀筋のストレッチも効果的だ。上半身でポイントになるのは、肩甲骨。太い血管があるばかりでなく、肩甲骨周りをほぐすことで、四十肩の予防や肩こりの解消にもなる。さらに首の付け根には脂肪を燃焼する働きがあると言われている褐色脂肪細胞もあるので、こまめに動かして冷やさないように心がけよう。
むくみ解消は水分補給と血流改善
冷房による夏冷えはむくみにもつながる。むくみ解消のためには水分を控えるのではなく、むしろ水分補給と血流改善が効果的だ。
「気温と湿度が高いこの季節、喉が渇いたと自覚したときにはすでに体は脱水状態になっています。すると自然と体は皮膚と細胞の間に水分を溜めるようになる。これがむくみの原因です」(池澤氏)
1日に必要な水分量の目安は〈体重×30ml〉。体重が50kgなら1,500mlとなる。ただし一度に飲み貯めをしても効果はない。コンスタントに少量ずつ摂取するのがポイントだ。座り仕事の多いオフィスワーカーは、ただでさえ足に血流が滞りがち。就寝時にバスタオルを2〜3枚重ね、5cm程度の高さにして足首の下に敷いて眠れば、それだけでもむくみは解消される。
トータル・ワークアウト 六本木ヒルズ店に併設されているカフェ「TOTAL FOODS」ではむくみ予防に効果的なメニューも展開中。油・砂糖不使用の高タンパク質・低脂肪・低糖質メニューがずらりと並んでいるが、おすすめは14種類のお惣菜から選べる「デリプレート」。スーパーフードを使ったメニューの中から、むくみ解消にはカリウムの含有量が多い「ビーツとトマトのマリネサラダ」をチョイス。ストレッチと食事で、身体の内側、外側の両方からリフレッシュし、夏バテ知らずの身体を目指そう。
池澤智|Tomo Ikezawaトータル・ワークアウトプレミアムマネジメント株式会社代表取締役社長/パーソナル・トレーナー。パーソナル・トレーナーを目指し、トータル・ワークアウト創設者ケビン山崎の元へ渡米。多くの有名人やセレブのボディメイクを手掛け高い評価を得る。2012-2017 ミス・ユニバース・ジャパン オフィシャルトレーナーとして、ファイナリストたち46名のボディメイクをプロデュース。各店舗には自身が考案した美しいカラダをつくるための高タンパク質・低脂肪・低糖質メニューを提供するカフェ『TOTAL FOODS』がある。
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