ENOTECA, THE PASSION OF WINE

〈ワインショップ・エノテカ〉に行くべき3つの理由

〈ワインショップ・エノテカ〉といえば日本のワインショップの草分け的存在。六本木けやき坂通りに面した六本木ヒルズ店は、一面の窓から自然光が降り注ぐ心地よい空間。ワインを買うだけにとどまらないこの店の多面的な魅力を紐解きます。

PHOTO BY SHINNOSUKE YOSHIMORI

EDIT & TEXT BY RCKT/ROCKET COMPANY*

理由1|ワインバーとして楽しめる

この時期新緑が眩しい六本木けやき坂通りの3階に佇む六本木ヒルズ店。

店内のカウンター上部をぐるりと囲むワイングラス。キラキラと輝き、まるでシャンデリアのよう。

大理石がラグジュアリーな雰囲気を醸す円形カウンターバー。

カウンターバーではショップで購入したワインをその場でいただくことができるほか、グラスでの提供も。グラスワインは1カ月ごとメニューが入れ替わります。ボトル+抜栓料別途¥1,100、グラスワイン¥1,100〜¥5,060

 窓に向かって椅子を配置したカウンター。日中に外の気配を楽しみながらワインを楽しめる貴重な場所。

ワインに合うフードも提供。チーズ3種の盛り合わせ¥1,760、スペイン産生ハム ハモン・セラーノ¥1,650

〈ワインショップ・エノテカ〉がワインショップの枠を超え、いくつかの店舗で展開しているワインバー。中でもここ六本木ヒルズ店は、一面の窓から外の景色を楽しみながらワインを味わえる贅沢な場所。

購入したワインは抜栓料別途にてその場で楽しめるほか、一杯から楽しめるグラスメニューもあり、シャンパーニュから白、赤まで常時9種から10種程度取り揃えています。中には、「これがグラスで頼めるの?」という希少なものも。フードもエノテカならではの高品質なチーズや生ハムのほか、白トリュフ香るミックスナッツ(¥660)などワインに合うラインナップです。

テーマを設けたティスティングサロン(試飲会)も定期的に開催しており、内容によってはあっという間に予約が埋まるそう。

理由2|ワインの品揃えと安心のクオリティ

広々としたウォークインワインセラー。年代物や希少ワイン約200種類が並ぶワインラヴァー垂涎の空間。

五大シャトーが並ぶ一角。希少なワインも、直輸入で輸送も保管も厳格に管理されている〈エノテカ〉なら安心して購入できます。

ずらり、天井まで達する7段のワイン棚は圧巻の眺め。デイリーワインを中心に、ハイクオリティなワインまでを世界各国よりセレクトしているのでどんなオーダーにも応えます。

ハーブ入りのクラッカーやチーズ、生ハムからノンアルコールドリンクまで、ホームパーティの手土産にぴったりのフードが並ぶ冷蔵ショーケース。

1988年創業の〈ワインショップ・エノテカ〉は日本にまだワインが浸透していなかった時代からワインを日本に紹介してきた草分け的な存在。だからこその幅広い品揃えはもちろん、輸送から店頭での扱いまで最高の状態をキープしていることは特筆すべき特徴です。

特にワインセラーは五大シャトーをはじめ、希少なワインが並ぶ宝箱のような空間。洞窟を思わせるクローズドなスペースに間接照明がドラマティックな雰囲気で、特別なワインを選ぶ気分を盛り上げてくれます。

かといってハイプライスなものばかりではなく、千円台のデイリーワインも揃う懐の深さ。予算や好み、用途を伝えれば経験豊富なスタッフが相談に乗ってくれます。初心者にとっては間口が広く、上級者にとっては最高のワインに出会える場所というわけです。

理由3|ワイン愛に溢れたスタッフたち

日本ワインソムリエ協会認定ワインアドバイザーの資格を持つ店長の辻 伸太郎さん。

「ヒルズにはさまざまな飲食店があるので、持ち込みの相談を受けることも多いです。お寿司や天ぷら、お蕎麦など日本食に合わせるワインのリクエストも増えてきていますね。例えば、カレラのジェンセン・レガシー・キュヴェ・シャルドネは日本食によく合います」(辻さん)

店頭やオンラインショップで入手できるフリーマガジン『エノテカタイムス』。毎号ユニークなテーマでワインを深掘りしています。エノテカ公式アプリで閲覧も可能。

「お客様の用途や予算、お好みなどをお伺いしてベストなものを提案しています。ホテルのコンシェルジュのように、ワインに関してどんなリクエストにも応えますのでお気軽にお声がけください」と語る辻さん。ワイン好きが高じてこの世界に入ったというだけあって日頃からさまざまなワインを飲むのはもちろん、スタッフ同士でワインの情報交換からそれぞれの意見出し合って「このワインはこういう客様に合いそう」という勉強会を日々行っているそう。

一丸となって切磋琢磨しているスペシャリスト集団、それがエノテカスタッフ。馴染みになると、黙っていても今一番のおすすめのワインが出てくるくらいの関係性を築くことも。

また、エノテカスタッフのワイン愛は隔月発行のフリーマガジン『エノテカタイムス』にも表れています。毎号さまざまな角度からテーマを設けてワインを紹介するのはもちろん、ワインに合う料理のレシピやワインにまつわる著名人のエッセイなどフリーとは思えない充実ぶり。またエノテカアプリではワインにまつわるクイズなど、楽しくワインを学べる工夫がいっぱいです。

店長・辻さんおすすめ「和食に合うワイン」

「最も魅力的なピノのひとつ」を手掛ける生産者、カレラ。創業者の遺志を受け継ぐ日本限定キュヴェ「ジェンセン・レガシー・キュベ・シャルドネ」は今年発売されたばかりで話題性もある1本。マンゴーやオレンジピール、洋ナシ、バニラなどの豊かなアロマに、凛とした酸味とミネラル感が魅力の、透明感のある白ワインです。カレラ ジェンセン・レガシー・キュヴェ・シャルドネ¥6,600

ワインショップ・エノテカ

店内には世界各国から厳選したワインがディスプレイされており、デイリーワインから高級ワインまで700種以上のラインナップを誇る。住所=東京都港区六本木6-12-3 六本木ヒルズ 六本木けやき坂通り 3F 電話=03-5786-7706 営業時間=11:00~20:00(バーL.O.19:30)

※2025年5月現在の情報です。
※表示価格は全て税込価格です。