FOOD

VALENTINE’S CHOCOLATE DESSERT

一緒に味わう喜び——バレンタインに贈るチョコレートスイーツの時間

2025.02.08 SAT

バレンタインシーズン。今年は特別な人を誘って、心も温かくなるチョコスイーツで美味しく幸せな時間を一緒に過ごしませんか？ヒルズのカフェやラウンジで楽しめる、食後のデザートやカフェタイムにお薦めのチョコレート系デザートの数々をご紹介します。

EDIT BY TM EVOLUTION.INC

❶ 冬限定！選び抜かれたカカオによるチョコレートスイーツの白眉——ミニマルザスペシャルティ

「世界中のカカオを使ったガトーショコラ３種」は、手前から「生ガトーショコラ-PRIME-」「ガトーショコラソフト -５種の甘納豆-」「ガトーショコラソフト苺 -いちご家めい-」。今回は新政酒造「No.6 X-type」と（セットで￥3,150）。カカオの繊細さと日本酒の複雑味のマリアージュを堪能。

期間限定の「２種のフィナンシェ和栗クリーム＆アイス添え」（スペシャルティコーヒー or 焙煎紅茶付き）￥2,100は、チョコレートとプレーンのフィナンシェと軽い和栗のクリーム、チョコレートアイスのデザートプレート的な一品。ランチ後のデザートや午後のおやつにも好適。

期間限定の「和栗のホットチョコレート」￥1,100はテイクアウトも可。『ミニマル』で人気のホットチョコレートに、茨城・笠間産の和栗のコクを添えて満足感をアップ。ココアパウダーではなく本物のチョコレートから作るチョコレートドリンクは、店人気の板チョコ「NUTTY」に近い味わい。

東京発スペシャルティチョコレートの専門店『ミニマル』。ここでは余計なものを排し、引き算の発想から生まれた至福のチョコレート体験が楽しめる。スタッフがシーズンごとに上質なカカオを求めて産地に赴き、手作りで製造、販売する「ビーントゥバー」スタイルを頑なに守って作られたチョコレートは、大切な人へのギフトにふさわしいチョコレートアイテムが勢揃い。店舗奥にはシックな６席のカウンターがあり、イートインで至高のチョコレートメニューが楽しめるスペースになっている。

実は『Minimal The Specialty 麻布台ヒルズ店』の裏テーマには「日本の旨き、良きものを集める」というコンセプトがあるそうだ。日本全国から選び抜いた日本の飲み物などと共にスイーツを楽しみたい。チョコレート尽くしのコース仕立てのメニューは、ファンならずとも、心惹かれる。まずひと品目は、「世界中のカカオを使ったガトーショコラ３種」。８年間研究を重ねたレシピで作り上げたシグネチャー「生ガトーショコラ-PRIME-」をはじめ、全く異なる食感、味わいに食べ疲れすることなく個性豊かなガトーショコラ３種を味わうことができる。

カットした国産和栗と和栗クリームをのせた「ホットチョコレート」は、カカオの香りがしっかりと感じられるホットチョコレートに和栗のほっくりとした甘みで濃厚さを重ね、より満足感が得られるホットチョコレートだ。もうひと品は「２種のフィナンシェ和栗クリーム＆アイス添え」。生地にチョコレートとプレーンのフィナンシェを、刻んだ和栗を添えた軽めのクリームと共にいただく。この期間限定なので是非、大切な人と店に立ち寄ってみたい。

ミニマルザスペシャルティ　住所＝東京都港区虎ノ門5-8-1 麻布台ヒルズガーデンプラザ A 2F　電話＝050-1809-0420　営業時間＝11：00〜19：00　定休日＝無休　※各種電子マネー、交通系IC、各種クレジットカード利用可

TEXT BY AKIRA TANAKA
PHOTO BY AKIKO SATO

❷ 南仏の老舗パティスリーのこだわりから生まれた大人のショコラスイーツ——La maison JOUVAUD

ナッツをたっぷり使用したショコラブラウニーに、バニラクリームとショコラムースを組み合わせた「ブラウニーショコラ」¥814（ドリンクセット¥1,474）。なめらかなムースと、ザクザクとしたブラウニーの相性も抜群で、ひと口ごとにバランスの妙を楽しめる。極上ショコラとバニラビーンズの豊かな味と香りを堪能したい。

ツヤツヤと輝くドーム型のチョコレートムースケーキ「プチデジラード」¥748（ドリンクセット¥1,408）。香り高いガナッシュショコラムースと、なめらかなバニラクリームの組み合わせで、チョコレート好きも満足できる濃厚さとなっている。同店の看板とも言える人気スイーツだ。

ほんのりとラム酒が香る大人のチョコレートケーキ「メネリック」￥594（ドリンクセット¥1,254）。しっとりとしたショコラスポンジにショコラクリームをサンドし、ダークショコラでコーテイングしている。甘過ぎず、すっきりとした美味しさで、男性に人気No.1のメニュー。

驚くほどなめらかでコクのあるショコラドリンクは、３代目ピエール・ジュヴォー氏のレシピ。ビター感が強めの大人の味わいで、男性にも支持されるキレのある甘さが魅力。スイーツと一緒にオーダーする人も多いとか。小さなメレンゲ菓子のベビーロカイユが３粒付いてくるのも嬉しい。「ショコラナチュール」（ホット/アイス）¥990。

フランスを代表するリゾート地、南仏プロヴァンス地方。地中海に面し、豊かな自然に恵まれているこの地では、菓子文化も独自に発展。素材本来の美味しさを最大限に生かした地方菓子は、素朴ながら大都市のパリにもない伝統的な味わいとして人気を得ている。そのプロヴァンスに1948年に創業、以来ファミリーで味と技術を継承しているのが『ラ・メゾン・ジュヴォー』だ。日本国内では、虎ノ門ヒルズ店をはじめ５店舗を展開中で、３代目のピエール・ジュヴォー氏が生み出す新作を含め、現地本店で修業を積んだパティシエたちがジュヴォーブランドの味をしっかりと再現している。特にチョコレートを使ったスイーツの人気は高く、リピーターがとても多いのも『ラ・メゾン・ジュヴォー』の大きな特長と言える。

「男性のお客様が好むチョコレートスイーツは、やはりビター感のあるものやお酒の香りがするものが多いですね。チョコレートドリンクも人気です」とスタッフの髙橋さん。ショコラやペストリーは、フランスから直輸入しており、売り切れることも多いとか。目当ての商品がある場合、まずは店舗に確認することをお薦めしたい。

ひと口目から豊かな香りとなめらかさを感じられる『ラ・メゾン・ジュヴォー』のショコラスイーツ。甘過ぎずキレのある甘さは、男性にも高評価というのにも納得だ。贈るも良し、一緒に食べるのも良し、バレンタインシーズンに南仏の老舗パティスリーの実力を是非体感してほしい。

La maison JOUVAUD　住所＝東京都港区愛宕1-1-1　虎ノ門ヒルズレジデンシャルタワー 2F　電話＝03-6897-2975　営業時間＝月〜金11：00〜19：00（L.O.18：30）、土・日・祝11：00〜18：00（L.O.17：30）　定休日＝無休　※各種電子マネー、交通系IC、各種クレジットカード利用可

TEXT BY HIROMI UETA
PHOTO BY KIPPEI MITSUYA

❸ 世界的ホテルが提案する、贅沢にチョコレートを追求したバレンタイン——ジャヌ東京

『ジャヌ東京』のペストリーシェフ、野口ゆきえさんが手掛けるチョコレートづくしの「チョコレートラバーズアフタヌーンティー」￥10,100。「ヴィーガンチョコレートムース」など６種類のスイーツと、「トリュフ香る半熟卵とマッシュポテト」など４種類のセイボリー、スコーンとコンディメントをオリジナルティーやコーヒーセレクションと共に。『ジャヌラウンジ＆ガーデンテラス』にて、３月14日（金）まで提供。

ハートのモチーフやエディブルフラワーであしらわれたスイーツが、バレンタインのロマンティックな気分を盛り上げる。

「トリュフとチョコレートのマティーニ」￥2,900。ウォッカベースのマティーニにチョコレートやトリュフハニーが加わり、ロマンティックに変身。『ジャヌバー』で～２月14日の期間限定で提供。

アマン初の姉妹ブランドホテル「ジャヌ東京」が『ジャヌラウンジ＆ガーデンテラス』で提案するバレンタインイベントは、「チョコレートラバーズアフタヌーンティー」。名前の通りチョコレートづくしのスイーツと、ホテルならではの贅沢なセイボリーが３段に並び、４種類のコンディメントが添えられたスコーン２種を、オリジナルティーやコーヒーと共に楽しめる。

“チョコレートづくし”の期待感を満たすこと間違いないスイーツにはブラウン、ホワイト、ルビー、ヴィーガンなどのチョコレートが使われており、「ホワイトチョコレートいちごのヴァシュラン」や「ベリーシューチョコレートのカスタード」などイチゴとの組み合わせも楽しみ。また、ヴィーガンチョコレートと植物性素材のみを使った「ヴィーガンチョコレートムース」は「ジャヌ東京」ならでは。そのリッチな味わいに驚くはずだ。開催期間は３月14日（金）まで。

『ジャヌラウンジ＆ガーデンテラス』の優雅で開放的な空間の奥にあり、シックなムードに包まれた『ジャヌバー』でも“愛”をテーマにしたカクテルとモクテルが登場する。チョコレートとトリュフのグルメな組み合わせがカクテルに昇華した「トリュフとチョコレートのマティーニ」と、アルコールを使わずマスカルポーネ、チョコレート、イチジクのピューレなどをミクソロジーの技法で仕立てた「チーズとチョコレート」￥2,600の２種類。ロマンティックなひと時を、都会の喧騒から離れたこのバーで過ごしてみたい。

ジャヌラウンジ & ガーデンテラス　住所＝東京都港区麻布台1-2-2 ジャヌ東京 5F　営業時間＝12：00～24：00　電話＝050-1809-5550　定休日＝無休　※アフタヌーンティーのご利用時間（２時間制）１部＝12：00～14：00（12：15～14：15）／２部＝15：00～17：00（15：15～17：15）　※アフタヌーンティーの予約：www.tablecheck.com/ja/janu-tokyo-lounge-bar/reserve/message