Summer Fruits and Vegetables

新鮮野菜でカラダが喜ぶ!“ごちそうサラダ”で夏の疲れを癒そう

炎暑でウエアも薄着になり、なんだかダイエットが気になる季節。それに食欲もイマイチで……。こんな時は、日本各地から届けられた最高に新鮮で生気に満ちた野菜を、“ワシワシ”“パリパリ”“ゴクゴク”と、たっぷりいただきましょう。

EDIT&TEXT BY TM EVOLUTION.INC

❶ CRISP SALAD WORKSアークヒルズ店 —— ひと皿まるごと新鮮野菜で大満足! ホームメイド感覚の“ごちそうサラダ”

「カル・メックス」¥1,367。グリルドチキン、アボカド、トマト、ロメインレタス、ほうれん草などを、甘酸っぱいメキシカンハニービネグレットドレッシングでいただく『クリスプ・サラダワークス』創業以来の定番メニュー。自家製香辛料で12時間マリネしたチキンの豊かな風味を存分に楽しめる。

「マーベリック」¥1,595。ホワイトチーズとカットリンゴ、くるみによる味の三角関係をバルサミコ酢を効かせたサワーなドレッシングが優しく包み込む上品なレシピ。特に、外国人客に人気とか。ワイルドライス入りで、お腹も十分に満たされる。

「チキンタコボウル」¥1,295。『クリスプ・サラダワークス』定番の野菜類に加えて、グリルドチキンのタンパク質とワイルドライスの食物繊維をしっかり摂れるコストパフォーマンスの高いアイテム。にんじんすりおろしのドレッシングは、穏やかな味わいで食べ飽きることがない。

オーダーが入ってから、ひとつひとつ手早く盛り付け。ベースとなる素材は混ぜ合わせて提供される。オープンキッチンで全ての作業内容を見せているのも、『クリスプ・サラダワークス』の特徴だ。

サラダボウル1食をかけがえのない体験とする新たなサラダ文化を届けていることから、すでに熱狂的なファンがついている『クリスプ・サラダワークス』。厚生労働省が推奨している1日に必要な野菜摂取量350gを1食で軽々とクリアする内容は、実に多品目に亘っている。栄養豊富な新鮮野菜で健康的な食事がとれるのはもちろん、実際に驚くほど美味しく、すぐまた食べたくなるのが人気の秘訣だ。

その背景にあるのが、丹念な仕込み作業。『クリスプ・サラダワークス』にはセントラルキッチンはなく、各店舗に毎朝大量の野菜が届き、その野菜をしっかりと洗うところから日々の作業がスタートする。しかも水切りに細心の注意を払っているからこそ、歯ごたえシャキシャキ、ドレッシングがよく絡むのだ。そのドレッシングも全て手作り。着色料や保存料を使用せず、ホームメイドのように素材の風味だけで勝負している。

全ての食材は細かく刻まれており、スプーンひとつで食べ進めていくのも新しいスタイル。レタスなどの葉物野菜も均一に刻まれ、他の食材を混ぜ込むことができる。多品目の野菜の風味がひと口ごとに口中に広がるから、複雑味が出て格別に美味しいのだ。サラダというと、ついサイドメニューとして考えがちだが、「なるほど! これならメインディッシュ」という満足感が得られるだろう。

しかも今年4月のメニュー改変で、食物繊維たっぷりのワイルドライス(雑穀米)入りのメニューも仲間入り。食べ応え抜群で、こちらは男性にも人気を博している。

CRISP SALAD WORKSアークヒルズ店|クリスプ・サラダワークス
住所=東京都港区赤坂1−12−32アーク森ビル3F 電話=03-6426-5509 営業時間=11:00〜19:00 定休日=土曜・日曜・祝日 ※各種クレジットカード、交通系IC、QRコード決済利用可 ※『クリスプ・サラダワークス』は、六本木ヒルズ ヒルサイドテラス1Fにも店舗があります。
 
TEXT BY TAKASHI TSUCHIDA
PHOTO BY TAKUYA SUZUKI

❷ やさい家めい —— 彩り豊かな旬の野菜パワーに圧倒される“ごちそう和食”

「定番 農園バーニャカウダ」¥1,859(2人前)。爽やかな夏野菜をコクのあるソースでいただくシグネチャーメニュー。この時季は、静岡産のパレルモ(糖度の高いスイートパプリカ)、 岡山産の3種のトウモロコシなど、個性豊かな野菜が食べられる。見た目も美しく、しっかりとした野菜本来の味が堪能できる。

「季節を楽しむ『夏御膳』」¥2,292は、旬を生かした2種類のかぼちゃなど野菜料理の小鉢がたくさん並ぶ。青森産の高級岩もずく酢や、通常の2倍の大豆を使用した味の濃い京都のおぼろ豆腐など、生野菜以外の小鉢、冷しゃぶサラダ、紫黒米入りご飯、野菜汁なども付いてお得感バツグン。

年間を通して人気の「季節野菜と岩中豚のせいろ蒸し」¥2,189。栄養たっぷりの蒸した野菜とブランド豚は、ごまだれ、ぽん酢、ごま油と塩のソースで味のバリエーションを。ほかにモロヘイヤの茶碗蒸し、紫米入りご飯、野菜汁なども付く。美味しいせいろ蒸しに、思わずご飯や野菜汁が進むが、おかわり自由なので安心を。

旬を感じる直送野菜がカウンターに並ぶ。珍しい野菜などはスタッフに聞くと美味しい食べ方などを快く答えてくれる。

落ち着いたテーブルや個室はもちろん、カウンター席は、ランチなどで気軽にひとりでも入りやすい雰囲気。通し営業なので、忙しくてランチタイムを逃してしまったビジネスパーソンや、休日のブランチなど半端な時間にも食べられて重宝。

野菜レストランの先駆け的な存在として知られる『やさい家めい』。表参道のこちらは、2006年「表参道ヒルズ」の開業と共にオープンした1号店で、オープン16年目を数える。全国の契約農家から届く新鮮野菜はもちろん、山海の美味と取り合わせた創作和食のスタイルのメニューも並ぶ。「美や健康へ意識」が高まる昨今、“畑の恵み”とも言うべき豊富な季節野菜を色々な味で楽しめると大人気だ。また、落ち着いた店内はひとりでも気軽に利用できるカウンター席から腰を据えてゆったりと寛げる個室まで、用途に合わせて楽しめる。

全国に5店舗ある『やさい家めい』でも現在のところ、表参道ヒルズ店でしか味わうことができないメニューが、見た目も美味しい定番の「農園バーニャカウダ」。契約農家から仕入れた約13種類の野菜を、生クリームやアンチョビなどをコトコト5時間以上煮込んだ自家製ソースにつけていただく。冷たい生の野菜の食感と、クリーミーな温かいソースとのコントラストがやみつきになる一品だ。

また「季節を楽しむ夏御膳」はランチ時、来店する半分以上のお客様がオーダーする人気のメニュー。味付けや栄養バランスに工夫した約10種類の野菜の惣菜に加えて、モロヘイヤの茶碗蒸しや岩中豚の冷しゃぶも付いて申し分の無いボリュームなのも嬉しい限り。一方、「季節野菜と岩中豚のせいろ蒸し」は温かいメニュー。エアコンなどで冷えきった夏の身体を癒せると女性にも大人気。せいろに入れられた15種類以上のキノコや野菜や岩中豚はボイルと違い、調理法が“蒸し”なので栄養が逃げにくいという特徴も。こちらもボリューム満点。せいろの蓋を開けた瞬間、立ち上る湯気もごちそうだ。

やさい家めい 表参道本家|ヤサイヤメイ オモテサンドウホンケ
住所=東京都渋谷区神宮前4-12-10 表参道ヒルズ本館3F 電話=03-5785-0606 営業時間=11:00~23:00(日曜~22:00)、ラストオーダー22:00(日曜~21:00) 定休日=無休 ※各種クレジットカード、IC決済、QRコード決済利用可
 
TEXT BY AKIRA TANAKA
PHOTO BY ATSUMI ODATE (NDPP)

❸ WE ARE THE FARM 麻布十番 —— カラダが喜ぶ、日本一新鮮な野菜メニューに圧巻

店のシグネチャーメニューである「オーガニックケールのワイルドシーザー」¥1,870(4人前)。コラードケールのみを使い、食感を考えて千切りにしたシーザーサラダ。シンプルで苦味がなくて食べやすく、箸が止まらない。ちなみに4人前はクリスマスリースをイメージしているが、2人前もあり、そちらはタワーをイメージした盛り付けだ。

オーダーしたお客様がその種類の多さとボリュームに驚くという、旬の野菜をこれでもか! というほど盛り合わせた「畑の鉄板焼バーニャカウダ」¥4,370(M・2〜3名分)。今の時季は、ひすい茄子は素揚げ、新長崎茄子はグリルで……などと、野菜ごとに工夫した調理方法でいただける。

見た目も綺麗で、身体をデトックスしてくれそうな栄養たっぷりのドリンクメニュー。小さいグラスはクレンズジュース¥820。(奥から)グリーンは「ケールオレンジ」、レッドは「ビーツアサイ」。大きいグラスはスムージー¥1,070で、(左から)グリーンは「ケールデトックス」、レッドは「ビーツドラゴンフルーツ」。イエローオレンジは「キャロットマンゴー」。

ランチメニューもかなりおトク。ボリュームたっぷりのメインにサラダビュッフェが付いてきて¥1,400〜。

都内に数店舗を構える野菜レストラン『WE ARE THE FARM』。こちらの麻布十番店は、近隣に外国の大使館や高級ジムが多いこともあって、特に健康意識の高いお客様が多いのだとか。野菜は千葉県佐倉市の自社農園で取れた新鮮な朝採れ野菜を100パーセント使用。この農園では無農薬、無化学肥料で伝統野菜、地方野菜、地場野菜といったいわゆる「固定種」にこだわっている。栽培に手間暇がかかるが、その分栄養価の高さはもちろん、ぎゅっと凝縮された旨味や野菜本来の味の濃さが感じられるのが特徴だ。

中でも力を入れているのが、その栄養価の高さにおいて「野菜の王様」などと称されるケール。コラード種をはじめ、常に7、8種類を露地栽培している。そんな“ケール推し”だが、来店したら是非食べたいのが「オーガニックケールのワイルドシーザーサラダ」。千切りしたケールにシーザードレッシング、パルメザンチーズとピンクペッパーを添えて見た目はまるでクリスマスリースのよう。オーガニックのケールは、苦味も少なくシャキシャキ感がたまらない。

また、旬の野菜を大切にしている「畑の鉄板焼バーニャカウダ」もオーダーしたい一品。豪快な盛り付けが圧巻で、自家製甘味噌、豆乳を使ったバーニャカウダソース、しょうゆ麹の3種類のソースでいただく。もちろんこちらも無添加。また、健康にこだわったドリンク類も大充実している。見るからに栄養豊富なクレンズジュースやスムージーなど色とりどりのビタミンカラーのドリンクがさらに食欲を誘う。メインとサラダビュッフェが付いてくる、お得なランチセット¥1,400〜もおすすめなので要チェック!

WE ARE THE FARM 麻布十番|ウィーアーザファーム アザブジュウバン
住所=東京都港区元麻布3-10-4 Re-Flat 1F 電話=050-5269-7817 営業時間=平日11:30〜15:00(L.O.14:30)/18:00〜23:30(L.O.22:45)、日曜・祝日11:30〜15:00(L.O.14::0)/17:00〜23:00(L.O.22:00) 定休日=無休 ※各種クレジットカード、交通系IC、QRコード決済利用可
 
TEXT BY AKIRA TANAKA
PHOTO BY DAISAKU NISHIMIYA (NDPP)

※2022年8月現在の情報となります。
※表示価格は全て税込価格です。
※店舗により臨時休業や営業時間を変更させていただく場合がございます。詳細は「表参道ヒルズの営業状況について」「アークヒルズの営業状況について」をご確認ください。