人気スタイリスト・矢内麻友さんがホリデーシーズンにぴったりのウィッシュリストを公開。表参道ヒルズに集うラグジュアリーブランドのなかから、モード誌で活躍するスタイリストが推すアイテムって? ファッション好きなら見逃せない旬のバッグ&シューズから、一生の大切な相棒になるジュエリー&ウォッチまで、ファッショニスタの「欲しい」が詰まったラインナップ。パートナーへのプレゼントにはもちろん、自分へのご褒美としても。特別なギフトでメモリアルなクリスマスを迎えましょう。
PHOTO BY KAZUYA AOKI
EDIT BY RCKT/Rocket Company*
いよいよホリデーシーズン到来。一年を締めくくるお買い物は、気分をありったけ上げてくれるものを。ファッション好きならこだわりたいバッグ&シューズから、身につける人のお守りがわりにもなるほど大切なジュエリー&ウォッチまで、ひねりのあるモードスタイルを得意とするスタイリスト・矢内麻友さんがセレクトしてくれました。
「バッグや靴ってファッションアイテムでもあり、デザインが素敵なものは見ているだけでもうっとりするコレクションピース的な存在でもあります。ギフトというからにはまずひと目見て素敵と思えるかどうか、それに加え、実際身につけて心地よかったり、スタイリングして楽しかったりといった視点で選びました。ジュエリーとウォッチは、なんなら一生身につけることも想定して、トレンドに左右されないエターナルな魅力を感じたものをチョイス。今回紹介するアイテムが、毎日のおしゃれの相棒のような存在になると嬉しいです」(矢内さん)
シャンパンゴールドが似合う、品ありレディに
「スマホと同じくらいのサイズ感がとびきり可愛いジュエルロゴバッグの新作は、バッグというよりもアクセサリーのような感覚で持つのが正解。チェーンをそのまま肩掛けでもいいし、二重に巻いて短くして掛けても印象が変わって楽しい。ブレスレットみたいにチェーンを腕にグルグル巻き付けて持つのもいいですね。同じシャンパンゴールドのバレエシューズは、ふっくらしたリボンとハードなスタッズの組み合わせで大人のキュートとクールが詰まっています。こんなに華やかなのに、ドレスにもデニムにも合う汎用性の高さも魅力。夏には素足で履きたい! 1年通して活躍しそうです」(矢内さん) バッグ<W13cm×H7cm×D4.5cm>¥264,000、シューズ<H0.5cm>¥132,000(ヴァレンティノ ガラヴァーニ/ヴァレンティノ/表参道ヒルズ 本館1F、2F)
ノーブルな格を感じさせるファッショニスタに
「クラシックだけどどこかモダン。アンビバレンスな表情が美しいバッグはソフトレザーで持ちやすく、マチもしっかりあるので実用的。肌馴染みのいいアイボリーで、シックにまとまります。ショルダーチェーンをバッグの中にしまって、クラッチバッグとしても。ベルベット素材がノーブルなローヒールパンプスは、甲が浅いデザインなのではくと少し足の指がのぞいてさりげなくセンシュアル。クロエのボウ(リボン)シリーズは毎シーズンとても人気なのですが、なかでもこちらはとにかくエレガントで愛らしくて目を奪われました。毎日のようにはきたくなる相棒のような存在になりそうです」(矢内さん) バッグ<W26×H12×D12cm>¥348,700、シューズ¥110,000(クロエ/クロエ/表参道ヒルズ 本館1F)
おしゃれを知り尽くしたモード派に
「MM6 Maison Margielaのアイコン〈ジャパニーズ〉バッグからインスピレーションを得た新作の〈ニューメリック〉バッグは、開け閉めしやすいフラップ開閉式で、お馴染みのナンバリングアートワークの金具が特徴的。かっちりしたモダンなフォルムで、持っているだけでモードな雰囲気に。優しいセージ色のバッグを、一年間の労いを込めて自分に贈りたいです。そして、このブーツは一人一足持っておいたた方がいい!と本気で思ってしまうほど、フォルムが素敵なうえにたくさん歩いても疲れにくいシリンダーヒール。これならいつまでも歩き続けられます。特別な日というよりは、スニーカーのようにがしがし履きたいですね。モードなシティガールへの贈り物にぴったりです」(矢内さん) バッグ<W30×H17×D7cm>¥116,600、シューズ(1月再入荷予定)<H4.5cm>¥88,000(エムエム6 メゾン マルジェラ/エムエム6 メゾン マルジェラ/表参道ヒルズ 本館1F)
遊び心のあるアクティブ派に
「近年ファッショニスタの注目を集めているパトゥ。空気みたいに軽いトートバッグは、パフィーな質感が今っぽい。キルティングはよく見ると“JP”のデザインになっていて、小技が効いています。シックな黒と、鮮やかな赤の2色展開。ポップな発色の赤はダークトーンになりがちな冬のスタイリングのアクセント役としてもぴったりです。小さいサイズだとデイリーに合わせやすくて、大きいサイズだとマザーズバッグや旅行バッグとして活躍するサイズ感。柔らかいので、荷物が少なければクラッチバッグのようにくしゃっと折って持っても可愛いです」(矢内さん) 左上下/バッグ<W25×H21×D10cm>各¥107,800、右/バッグ<W45×H35×D20cm>¥127,600(パトゥ/パトゥ/表参道ヒルズ 本館1F)
デザイン好きのパートナーとのシェアギフトに
「大き過ぎず小さ過ぎないレザートート、ロゴが大胆にあしらわれたストラップにマルニらしい遊び心を感じます。ユニセックスなデザインなので、パートナーへのシェアギフトにもおすすめ。ビッグシルエットのスニーカーは、まるでアートピースのよう。はくとそれだけで個性的なスタイリングになるので、シンプルで上質なニットのセットアップに合わせたり、サンダル感覚でさらっとはくとすごくおしゃれです。こちらも35〜44と幅広いサイズ展開なので、パートナーとおそろいにしても」(矢内さん) バッグ<H22×W20×D10cm>¥144,100、シューズ<H4cm>(ウィメンズ)¥143,000(メンズ)¥146,300(マルニ/マルニ/表参道ヒルズ 西館1F)
コケティッシュな魅力を持つ女性に
「ストリートカルチャーのエネルギーを感じさせる、ローライズのデニムパンツをモチーフにしたバッグ。ベルトやステッチなど再現性の高さにグッときます。今季のディースクエアードのコレクションのムードを象徴するアイテムですね。ベルト部分に手を入れて、クラッチのように持っても素敵。深い赤がグラマラスなブーツは、とにかく横顔が美しい。アウトソールには“YOU EAT”、“MY DUST”と挑発的なメッセージが記されているのもディースクエアードらしい。端正なフォルムでありながら、どこかフェティッシュな雰囲気があり大人の魅力を感じます」バッグ<H14×W24×D9cm>¥259,600、ブーツ<H9cm>¥255,200(ディースクエアード/ディースクエアード/表参道ヒルズ 本館1F)
最上級のダイヤモンドが似合う、ラグジュアリーな存在に
「自信を与えてくれる特別な存在、それがハリー・ウィンストンのダイヤモンドジュエリー。いつかは……と憧れている方も多いのではないでしょうか。この秋登場したばかりのこちらのHWロゴ・ペンダントは、サイドから見るとブランドイニシャルの”H”と”W”があしらわれています。正面から見るとシンプルなデザインなので、どんなファッションにも合わせやすくてデイリーに身につけられそうです。ダイヤモンドのきらめきが存在感たっぷりなので1本でももちろん素敵なのですが、重ね付けしてさまざまなスタイリングを楽しみたくなります」(矢内さん) ネックレス<プラチナ×ダイヤモンド>¥1,397,000~(ハリー・ウィンストン/ハリー・ウィンストン/表参道ヒルズ本館1F)
ピュアで洗練された遊び心を持つ人に
「ブシュロンのアニマルコレクションといえば、ジュエリーラバー垂涎の品。“ウラジミール”という名前の猫のイヤリングは、横顔にまでびっしりとあしらわれたダイヤモンドがきらめくゴージャスなデザイン。黒々と丸い目やピンクの鼻がかわいらしく、まるで生きているかのような生命力を感じさせて、身につけるだけでなんだかパワーが湧いてきそう。おばあちゃんになっても身につけていたい、というかこのイヤリングが似合うキュートなおばあちゃんになりたい、そう思わせてくれる憧れのジュエリーです」(矢内さん) イヤリング<ホワイトゴールド×ダイヤモンド×ツァボライト×ブラックサファイア×グリーンアゲート×ピンクラッカー×ブラックラッカー>¥3,524,400(予定価格)(ブシュロン/ブシュロン/表参道ヒルズ 本館1F)
スポーティ&ラグジュアリーを両立したい人に
「タグ・ホイヤーを身につけている人って、本当に時計が好きでこだわっている人が多いイメージ。ステイタスのある老舗の時計ブランドでありながら、スポーティで軽やかなデザインも揃っていて、実用性も抜群。なかでも目を引いたのが、ブルーのフェイスとベルトが魅力的なダイバーズウォッチ“アクアレーサー プロフェッショナル200”。タグ・ホイヤーらしく厚みがありながらも小ぶりなケースで小柄な人にもフィットするたおやかさがあり、ラグジュアリーとスポーティを両立しているところが現代的。スタイルを選ばないので本格ウォッチは初めてという方にも取り入れやすいと思います」ウォッチ〈スティール×イエローゴールド×ダイヤモンド〉¥588,500(タグ・ホイヤー/エスパス タグ・ホイヤー/表参道ヒルズ本館1F)
矢内さんが考える、ホリデーギフトの魅力って?
「ファッションアイテムを贈るのは、これからもそのギフトを身につけた相手と楽しい時間を過ごしたいという意思表示でもあると思います。素敵なものを贈られるとなんだか報われたような気持ちになるので、一年の感謝が伝わりますよね。また、価値あるものを身につけると自分もそれにふさわしくあろうとしてまた頑張れるので、新しい年を迎えるためのエネルギーをチャージするという意味で自分へのご褒美ギフトとして選んでもらえると嬉しいという気持ちもあります。ギフトを開ける瞬間って純粋にワクワクしますよね。贈るほうも気に入ってもらえるかな、とドキドキしたり。クリスマスシーズンはそんなドキドキ・ワクワクがあって一年のうちで一番買い物が楽しい時期です」(矢内さん)
矢内麻友|MAYU YAUCHI
大学卒業後、渡英。帰国後に吉田佳世氏に師事し、2016年に独立。『SPUR』や『FIGARO japon』といったモード誌を中心に、アパレル広告のスタイリングなど多岐にわたり活躍。ヴィンテージをこよなく愛し、エレガンスとモードを兼ね備えた、自由で遊び心のあるスタイリングが得意。
※2023年12月現在の情報となります。
※サイズは編集部調べです。
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