ファッションのご意見番ことスタイリスト地曳いく子さんが、独自の視点で切り込むオトナ女史のためのスタイル術「IKUKO’S METHOD」。今回のテーマはロゴ&アイコンです。
STYLING BY IKUKO JIBIKI
PHOTO BY SHIN KIMURA
EDIT BY AKANE MAEKAWA
進化し続ける永遠のアイコンたち
目に飛び込んできただけで、すぐに分かるラグジュアリーブランドのロゴやアイコンモチーフ。ブランドそのものの象徴ですよね。それだけで魅力があり、パワーも感じます。すっかり見慣れたものと思うかもしれませんが、今、ロゴたちが進化しながら増殖中なのです。インパクトのある使い方をしているものもありますが、逆にさりげなくデザインに取り込まれていたりもして。モチーフの柄が大きくなったり、グラフィカルにアレンジされたり、デザインの一環として馴染んだものが気になります。今や、ラグジュアリーブランド同士のコラボレーションでロゴもミックスされる時代。デザイン要素としての魅力も上昇中なのです。そこで今回は、大人にも似合うひねりのきいたロゴやアイコンたちをセレクトしてみました。
地曳いく子が指南する
大人のためのロゴ選び
❶ 見慣れたデザインに変化をつける
ロゴやアイコンをあしらったラグジュアリーブランドのアイコンバッグ。今年は、気分を切り替えるためにも、素材に変化をつけたバッグを選んでみてはどうでしょうか。素材が変わるだけで、かなり印象も変わります。柄を大きくしたものや、グラフィカルにアレンジされたものなど、見慣れたデザインにひねりをきかせたアイテムがおすすめです。
❷ 主張し過ぎないシンプルさ
ロゴと白の贅沢さを掛け合わせたアイテムにも注目。たとえば、エンボス加工や型抜きでロゴをあしらった白いバッグなど。ロゴ入りなのに主張し過ぎないところが、大人心をくすぐります。白いバッグといえば、夏の印象が強いですが、全身黒のシックな秋冬のスタイルに白のバッグ。贅沢だと思います。そして、ロゴの定番と言えば、ロゴT。白のオーバーサイズのシンプルなロゴTを、ペンシルスカートに合わせて、大人のカジュアルを楽しんでください。
❸ ひねりを加えたクラフト感
持つだけで気分があがるロゴアイテムですが、主張が強すぎるロゴはちょっと、と感じる人もいますよね。そんな時は、ロゴをクラフト感のあるデザインに取り込んだアイテムを探してみてください。さりげなくおしゃれ気分も上昇します。
※2022年7月現在の情報となります。
※表示価格は全て税込価格です。
※店舗により臨時休業や営業時間を変更させていただく場合がございます。詳細は「六本木ヒルズの営業状況について」「表参道ヒルズの営業状況について」をご確認ください。
地曳いく子|Ikuko Jibiki
スタイリスト/1959年東京生まれ。数々のファッション誌で活躍し、女優や著名人のスタイリングも数多く手がける。大人の女性を美しくみせる的確な理論に基づくスタイリング術に定評を持つ。現在は、ファッションアイテムのプロデュースほか、テレビやラジオに出演するなど多方面で活躍。著書に『服を買うなら、捨てなさい』『着かた、生きかた』(ともに宝島社)『おしゃれも人生も映画から』(中央公論新社)『買う幸福』(小学館)『おしゃれは7、8割でいい』(光文社)『日々是混乱』(集英社)など多数。
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