ファッションのご意見番ことスタイリスト地曳いく子さんが、独自の視点で切り込むオトナ女史のためのスタイル術「IKUKO’S METHOD」。今回はホリデーシーズンのギフト選びのヒントです。
STYLING BY IKUKO JIBIKI
PHOTO BY SHIN KIMURA
EDIT BY AKANE MAEKAWA
私のサンタさんは私!?
そろそろクリスマスギフトのことが頭によぎる頃ですよね。プレゼントは貰っても嬉しいですし、人に差し上げても気持ちがアガります。どんどん早くなる日暮れとともに、なんだか心が暗くなりがちなこの時季。だからこそ、楽しいことを考えて気分をアゲていく時なのです。そこで、今回は私のウィッシュリストを集めてみました。このページを画面保存かアドレスをコピペしてサンタさんに送りたいぐらい(笑)。でも、いざとなったら自分がサンタになってもいいですしね。1年で一番お世話になったのは私自身。お疲れ様の意味を込めての自分ギフト目線で贈り物を選んでみてはいかがでしょうか?
地曳いく子の贈りたい、
貰いたいギフト選びのヒント
❶ クリスマスギフト=新年から使うモノ
クリスマスギフトを選ぶときは新年から使うモノが鉄則。25日が過ぎると、がらりとお正月一色になる日本。クリスマスムードの余韻に浸ってる暇はありません。ですから、クリスマス然としたアイテムは避けましょう。開運を込め、年明けからお財布を新調する人も多いので、贈り物の筆頭格はやっぱりお財布。ゴールド系かレインボーカラーなどハッピーな気持ちになれる色選びを。鱗モノも厄落としにはいいですよ。
❷ コンパクト財布でスマートライフ
今や定番化しつつあるカードケースサイズのコンパクトウォレット。メインに使うにはちょっとと思う人でも、パーティーや遊びの時にひとつあると便利。お値段も長財布に比べコンパクトなので、プレゼントにおねだりするのにも最適。ミニ財布だと、カードも厳選され、領収書も溜め込めないので、整理が苦手な人でも否応なしに断捨離できます。実際、クレジットカードと交通系カードなど3枚ぐらいあれば生きていけるもの。ポイントラヴァーな人は、スマホアプリの活用を。断捨離ではじまる新年もすっきりするのでは?
❸ スマホは人目に晒されている
スマホは、もはや生活の必需品。仕事でもデスクの上が定位置で、友だちとランチをしていてもテーブルの上。いつでもどこでも人の目に晒されています。実際、PCを買うぐらい高価なものになりつつあるスマホ。だったら、そのケースにお金をかけることも正しいのでは? オトナ女史なら、センスの光るラグジュアリーなケースで持ちたいものです。ぜひ、ウィッシュリストに書き込んでおきましょう(笑)。
❹ やっぱりラグジュアリーな小物は外せない
ラグジュアリーブランドのコスチュームジュエリーは、贈っても貰っても嬉しいプレゼント。ファインジュエリーと異なり遊び感覚で付けられ、価格もお手頃ですから。ご褒美として自分ギフトするのもありな逸品です。
地曳いく子|Ikuko Jibiki
スタイリスト/1959年東京生まれ。数々のファッション誌で活躍し、そのキャリアは30年超え。女優のスタイリングも数多く手がけ、大人の女性を美しくみせる的確な理論に基づくスタイリング術に定評あり。独特の語り口も魅力で、現在はテレビやラジオでのコメンテーターとしても活躍。著書に『服を買うなら、捨てなさい』『着かた、生きかた』(ともに宝島社)、『脱「若見え」の呪い “素敵なおばさま”のススメ』(マガジンハウス)など多数。9月には最新刊『おしゃれも人生も映画から』(中央公論新社)を上梓。
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