ハローキティ、マイメロディ、シナモロールなど、キュートなキャラクターを数多く生み出し、ニッポンのカワイイ文化を築き上げてきたサンリオ。その60年の歴史を振り返る企画展「サンリオ展 ニッポンのカワイイ文化60年史」が東京シティビューで開催中。懐かしいアイテムと再会できるほか、ここだけでしか観られないアーティストとのコラボアート作品も多数登場。また、同じフロアのレストラン&カフェ「THE SUN & THE MOON」ではサンリオとコラボしたスペシャルなフードメニューやモクテルが味わえるなど、見て、買って、食べて、進化するカワイイ文化を存分に堪能できる。
TEXT BY Mariko Uramoto
心ときめく「カワイイ」文化を知る
世界で通じる日本語の一つ「カワイイ」。その文化を築き上げ、広く発信してきたのがサンリオだ。国境や文化、人種、ジェンダーを超えて愛されるキャラクターを多数生み出し、「カワイイ」カルチャーの裾野を広げている。では、その「カワイイ」はどのようにして生まれたのか? サンリオの歴史を紐解き、世界へと広がる「カワイイ文化」はどのように成長したのか、その背景にあるサンリオの想いを伝える「サンリオ展 ニッポンのカワイイ文化60年史」が2022年1月10日まで東京シティビューで開催されている。サンリオ史上最多となる800点以上のキャラクター商品が登場するほか、貴重な原画や資料を展示している。
会場で出迎えてくれるのが、天井まで届きそうな巨大なシンボリックアート「Unforgettable Tower」だ。“原宿KAWAIIカルチャー”を牽引してきた増田セバスチャンが手がけた作品で、サンリオキャラクターのぬいぐるみたちが約4000個以上積み重なった巨大なボリュームに圧倒される。会場の窓から見える東京タワーと合わせて、2つのタワーが一度に楽しめるフォトスポットにもなっている。
会場は6つのゾーンと10のテーマで構成。ハローキティなどのキャラクターが生まれる前のサンリオ創業時の話が垣間見られたり、オリジナルキャラクターが生まれる過程を掘り下げるゾーン、サンリオの情報が詰まった機関紙『いちご新聞』を紹介するゾーン、映像作家や彫刻家など名だたるアーティストがこの展示のために制作したサンリオアート作品を展示したゾーンなど、盛りだくさんの内容でサンリオの歴史を振り返る。発信側だからこそ明らかにできる企画意図や苦労話を知ることができるほか、キャラクター開発に止まらないサンリオの多岐にわたる活動にも触れることができる、
幼い頃、サンリオのファンシーショップに心をときめかせて通った人も少なくないだろう。今回も展示オリジナルグッズが充実。メインビジュアルをモチーフにしたアイテムから、昔懐かしいイラストのアイテムまで100種類以上がラインナップ。お気に入りのキャラクターのみならず、ここだけでしか手に入らない貴重なアイテムにも注目したい。
食べるのがもったいない!? キャラクターフードも
会場と同じフロアにある「THE SUN & THE MOON」レストラン&カフェでは、東京展店限定のコラボメニューが登場。レストランのアフタヌーンティーは、ハロウィン(〜10月31日)、クリスマス(11月1日〜12月20日)、アニバーサリー(12月27日〜1月10日)と期間によってメニューが変わり、季節ごとのスペシャルな味が楽しめる。また、カフェではマイメロディやポチャッコなど人気キャラクターのフォトジェニックなフードメニューも(12月15日~1月10日)。見ても、食べても楽しめる要素が満載だ。
※表示価格は全て税込み価格です。 ※六本木ヒルズ等各施設では、新型コロナウイルスの感染拡大防止の予防対策を徹底し営業しております。また一部の店舗では営業時間を短縮しております。ご来店の際には事前に各施設HPをご覧ください。
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