抜群の走行性と安全性、そしてスタイリッシュなデザインで、世界のセレブリティからも高い支持を得るオランダ生まれのプレミアムストローラー〈バガブー〉。赤ちゃんを迎えた家族の自由な移動をサポートする革新的なデザインは、ラインナップも豊富。ブランド哲学からシティライフを彩る最新ラインまで、その魅力を紹介。さあ、〈バガブー〉と一緒に、自分らしいファミリーライフを楽しんでみませんか。
All photos ©Bugaboo
TEXT BY AKANE MAEKAWA
街は発見のプレイグランド
家族といつも一緒にいられることは、子どもにとって一番大切なこと。だからこそ、どこへでも一緒に安心して出かけられるストローラー選びは、ハッピーライフへのはじまり。赤ちゃんには、ちょっとしたお散歩でも大冒険なのだから。公園だけでなく、人々が行き交う街中でもストレスなく移動ができるなら、赤ちゃんはもちろんのこと、ママやパパにとっても嬉しいはず。そんな走行性を実現してくれるのが、〈バガブー〉のストローラーだ。
その快適な走行性を支えるのが、ラバーで包み込んだ大きめのノーパンクホイールや内蔵されたサスペンションなど、独自のシステム。この緩衝システムが振動を吸収してくれるので、石畳みのガタガタ道でも、街中のちょっとした段差でもスムーズに動かせ、移動も楽々。走行性の良さが、行動範囲を広げ、もう少し先へ出かけてみようという気持ちを後押ししてくれるのだ。
子どもにとって、目にする新しい景色は、発見の連続。もちろん遠くに行く必要なんてない。いつものお散歩コースではなく、少し大変かもと思っていた道を通るだけでも子どもにとっては大きな変化のはずだから。
デザインと機能の融合、子どもも大人も快適に楽しく
〈バガブー〉の創業は、1999年のこと。工業デザインを学んだ創業者のマックス・バレンブルグと医師のエデュアルド・ザネンという異色のふたりがタッグを組み、オランダのアムステルダムで設立された。ふたりが創り出したのは、人間工学に基づいたデザイン。革新的だったのが、赤ちゃんの安全と快適さを第一にしながらも、ストローラー自体のモビリティも重視した点。また、モジュールをコンセプトに取り入れ、成長過程や様々なシーンに合わせて変幻自在に形を変えるデザインを生み出したことだった。子ども目線の使い勝手の良さはもちろん、ストローラーを押す大人たちも楽しく過ごせるアイテムを考案し、ベビー製品業界に革命をもたらした。
モダンライフを彩る3つの最強ストローラー
冒険心をくすぐる製品を多く生み出してきた〈バガブー〉には、シティで快適に過ごすためのアイデアや機能がいっぱい。今回は、操作性に富んだシティ向けの《Bee 6》、旅や移動に便利な《Butterfly》、兄弟姉妹でも使えるダブルシートの《Donkey 5》の3タイプを紹介。シーンや用途別にモデルを使い分けるのもおすすめ。自分のライフスタイルに合ったストローラーで、好奇心を刺激する冒険へ出かけよう。
❶ コンパクトで軽快なシティストローラー《Bee 6》
街中での快適さや機敏さを追求したシティストローラー《Bee 6》。人間工学に基づいたデザインシートは抜群の乗り心地。幅もスリムでコンパクトなので、混みあった交通機関や狭いショップの入口でも楽に通り抜けができる。《Bee 6》の特徴はそれだけではなく、滑らかな走行と、片手でも簡単にくるっと向きを変えられるほどのコントロールのしやすさ。それを可能にしているのが、4輪それぞれに内蔵されたサスペンションと大きめのホイール。街中で出くわす思わぬ難関を、さらりと回避できればストレスも減り、子どもとのお出かけももっと楽しくなるはず。
コンパクトにもかかわらず、機能が充実しているのも見逃せないポイント。角度をフラットにも調整できるシートは、対面式に付け替えも可能だ。オプションのキャリーコットやベビーコクーンと使えば、新生児からも使用でき、子どもの成長段階に合わせ、ずっと使い続けることができる。片手操作で折りたたむこともでき、階段の持ち運びも可能。折りたたんだストローラーは、セルフスタンドバーで自立するので、外出先や自宅での収納にも便利。さらには、背の高いパパにも嬉しい高さが調節可能なハンドルバーなど、あったら嬉しい機能が満載だ。
多機能性に加え、デザイン性が高いのも《Bee 6》ならでは。キャノピーのファブリックは、シックなブラックやグレーから明るいポップなカラーまでの6色展開。ブラックとシルバーのシャーシや便利なアクセサリーなど、自由にデザインを組み合わせることができるのも特徴。子どもと過ごす毎日のアイテムを自分らしくカスタマイズできる、そんな大人もワクワクさせられるストローラーだ。
❷ 旅の移動にも便利な最新ライン《Butterfly》
子どもが少し成長し歩けるようになったとしても、ストローラーはまだまだ手放せない。ストローラー無しに出かけた先で、子どもが疲れて眠ってしまった時の試練といったら……。脱力しきった子どもを抱っこして歩くのは、大人の男性でもかなりきついもの。外出が多く、旅行にもたくさん出かけたいという家族には、シティライフの快適さにプラスして、移動の便利さをより追求した最新ライン《Butterfly》がおすすめ。
その特徴は、超コンパクトになるデザイン。しかも、ワンタッチで瞬時に折りたため、付属のストラップを使えばハンズフリーで持ち運べてしまうという利便性。日常はもちろん、ファミリートリップでも活躍してくれることまちがいない。
そんなコンパクトさにもかかわらず、シートはゆったりめ。6カ月の乳幼児からも使用可能で、お昼寝にも快適なリクライニング機能付き。足回りは4ホイールサスペンションを採用し、ガタガタ道も滑らかに走行ができてしまう優れもの。街中でも旅先でも、家族の心強いパートナーになってくれる。
❸ 成長する家族に沿った未来志向の《Donkey 5》
年齢差のある兄弟姉妹や、双子のための画期的なデザインが《Donkey 5》。今は一人だけど、将来はもう一人をと考えている家族にもおすすめ。アタッチメントを組み合わせることで、一人用のモノから、兄弟姉妹が並べるディオ、双子のためのツインと、形が変化するというユニークな構造。しかも、面倒な組み立ても不要で、3クリックでモードを変換できる設計に。
二人用となると、幅があり、場所も取るのではと心配になるかもしれないが、そんな必要もなし。モノで使用の場合は60㎝幅。デュオやツインで使用しても72㎝と意外とコンパクトで街中でも気にならない大きさ。ワンピースでの折りたたみも可能で、しっかり自立式。ダブルストローラーでありながら、すぐにコンパクトにできる便利さを持つ。ツーピースにしてより小さくすれば、車のトランクに載せることも可能。家族の成長をサポートし、移動に制限を作らないデザインだ。
子どもたちのこれからの世界へとつなぐ想い
機能性と走行性へのこだわりとともに、〈バガブー〉が創業当初より取り組んできたことのひとつに、長く使えるサスティナブルな製品づくりがある。業界の水準を超える、4,000kmにも及ぶテスト走行を得たストローラーは、パーツを交換できるモジュール式のメンテナンスにより、3世代にわたって使える丈夫な設計に。
2022年からは「Push to Zero」(2035年までにCO2排出ゼロ)を目標に掲げ、プラスチックをすべてバイオベースの材料へと置き換え。再生ポリエステル地を採用し、オフィスや工場では再生可能な電気を利用するなど、サーキュラー・エコノミーへの参画にも取り組んでいる。一緒にお出かけをしてきた大好きなストローラーが、より良く生きるための未来についても一緒に考えられるアイテムだったら。そして、いつかその話を子どもと話せたら、より素敵な選択になると思いませんか。
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