INNOVATION TOKYO 2017

テクノロジーと社会との共存を探る1週間(〜10/14)

現在、六本木ヒルズで開催中の「INNOVATION TOKYO 2017」は、国際会議やトークセッション、ライブパフォーマンス、展示やデモンストレーションなどを通して、最先端のイノベーションや技術を体感できる1週間のイベントだ。今年のテーマは「身体拡張」。その内容と見どころをご紹介しよう。

TEXT BY HILLSLIFE.JP

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1/6進化著しい競技用義足「XiborgGenesis 」(遠藤謙/ソニーコンピュータサイエンス研究所)に触れてみよう!(ショーケース、〜10月12日)
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2/6自律移動型ロボットによるサッカーの国際的競技「ロボカップ」のデモンストレーションは迫力満点(ヒルズカフェ/スペース、10月11日、12日)
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3/610月8日から六本木ヒルズでの実証実験がスタート。日本初の自動走行の配達支援ロボット「CarriRo Delivery」のデモ走行は必見!(10月11日、12日)
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4/6今年は経済と産業分野の視点が加入。国際会議「Innovative City Forum 2017」では熱い議論が期待される(アカデミーヒルズ、10月11日〜14日)
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5/6トークセッションには、ショーケースに展示される子どもの見守りロボット「BOCCO」の開発者、青木俊介(ユカイ工学)も参加(10月12日)
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6/6子どもたちが創意工夫しながら遊ぶ楽しさを作り出す体感型のトイ・プラットフォーム「toio」(ソニー)も展示(ショーケース、〜10月12日)

10月8日、「INNOVATION TOKYO 2017」が開幕した。今年のテーマは「身体拡張」。ロボティクスやVR・AR、人工知能などが身体機能を補完していく今後の社会において、人間はテクノロジーと、どのように共存していくか。その問いに対して、様々な側面から答えを探る。

都市とライフスタイルの未来を考える国際会議「Innovative City Forum 2017」は、2013年のスタート以来、「アート&デザイン」「先端技術」「都市開発」の各分野から国内外のオピニオンリーダーを招聘し、議論を重ねてきた。今年は新たに「経済」「産業」の視点を加え、義足のバイオニック・ポップアーティスト、ヴィクトリア・モデスタ氏、メディアアーティストの落合陽一氏、コロンビア大学のサスキア・サッセン教授など、各分野の専門家71名が登壇する。「HILLS LIFE DAILY」で、テック時代の人間のあり方について語ってくれた哲学者 岡本裕一朗氏も参加予定だ。プログラムコミッティのメンバーである竹中平蔵氏、市川宏雄氏、南條史生氏、伊藤穰一氏の4名をはじめ、延べ1,500名のポリシー・メーカーやキープレイヤーがオープンな議論を行う。

さらに、ヒルズカフェ/スペースでは、『Hills Breakfast』『HIP(Hills Ignition Program)』『Media Ambition Tokyo』がトークセッションを開催。次世代のリーダーをゲストに迎え、「身体拡張」をテーマに、自分たちのチャレンジを参加者とシェアする。司会進行は、連載「WEEKEND TRAVELER」にも登場した西村真理子氏。ヒルズカフェ/スペースでは、自律移動型ロボットによるサッカーの国際的競技「ロボカップ」のデモンストレーションも実施。「ロボカップジャパン2017」サッカー中型部門で優勝した東京工芸大学の迫力あるプレーは必見だ。

加えて、ウェストウォークでは「Innovative City Forum 2017」の登壇者が関連するプロダクツなどを展示する。なかでも、10月8日(日)に六本木ヒルズで実証実験がスタートした、日本初の自動走行の配達支援ロボット「CarriRo Delivery」は、10月11日(水)と12日(木)の2日間、13時から17時までの毎時00分から、展示に加えて20分程度のデモ走行も行う。10月14日(土)までの1週間、六本木ヒルズでイノベーションの現在を体感しよう。

INNOVATION TOKYO 2017

日時 〜10月14日(土) 会場 六本木ヒルズ各所 詳細 03-6406-6000(六本木ヒルズ総合インフォメーション)

●INNOVATIVE CITY FORUM 2017
日時 10月12日(木)〜14日(土) 会場 六本木アカデミーヒルズ(六本木ヒルズ森タワー49階) 料金 各セッション5,000円(10/14の国際交流基金アジアセンターセッションのみ2,000円) 主催 一般財団法人森記念財団都市戦略研究所、森美術館、アカデミーヒルズ 共催 国際交流基金アジアセンター、MIT Media Lab、ソニーコンピュータサイエンス研究所 プログラムコミッティ 竹中平蔵、市川宏雄、南條史生、伊藤穰一

●ロボカップ デモンストレーション 
日時 10月11日(水)〜12日(木) 会場 六本木ヒルズカフェ/スペース(ヒルサイド2F) 入場 無料 協力 ロボカップ日本委員会、東京工芸大学

●トークセッション
日時 10月12日(木) 19:00〜21:20(18:30オープン予定) 会場 ヒルズカフェ/スペース(ヒルサイド2F) 料金 前売り1,500円 当日2,000円(税込/1ドリンク付き) 司会進行 西村真理子(HEART CATCH) 

プログラム
①「共創から生み出す超多様性社会」
in collaboration with Hills Breakfast 
スピーカー 澤田智洋(世界ゆるスポーツ協会代表)、タキザワケイタ(ワークショップデザイナー) 

②「ロボットビジネスのこれから」
in collaboration with HIP 
モデレーター 竹下隆一郎(ハフポスト日本版編集長) スピーカー 青木俊介(ユカイ工学) 

③「メディアアーティストが考えるテクノロジーと表現」
in collaboration with Media Ambition Tokyo 
モデレーター 阿部芳久(MediaAmbitionTokyo実行委員会) スピーカー Olga(ファッションテックデザイナー、デジタルハリウッド大学大学院 助教)、後藤映則(アーティスト/デザイナー)

●ショーケース 
日時 〜10月12日(木) 会場 ウェストウォーク2階 南側吹き抜け 展示作品 自動走行の物流支援ロボット「CarriRo Delivery」 (ZMP)、体感型のトイ・プラットフォーム「toio」(ソニー)、競技用義足XiborgGenesis (遠藤謙/ソニーコンピュータサイエンス研究所)、子ドもの見守りロボットBOCCO (青木俊介/ユカイ大学)、DIYBIO (BCL、BioClub&friends)