特集虎ノ門ヒルズ ステーションタワー

AN AFTERNOON AT TORANOMON

モデル・香菜子のランチデートは〈ル・プリスティン東京〉で ——〈ホテル虎ノ門ヒルズ〉のレストラン&カフェ

憧れのライフスタイルを送るモデルとして、またクリエイターとしても活躍する香菜子さんが、ランチデートに訪れたのは〈虎ノ門ヒルズ ステーションタワー〉内の〈ホテル虎ノ門ヒルズ〉。気になるお相手は……? 長女・はわかさんでした!

TEXT BY AKIO MITOMI
PHOTO BY NORIO KIDERA
STYLING BY ASUKA ISHII
HAIR & MAKE-UP BY YOKO YOSHIKAWA
EDIT BY KAZUMI YAMAMOTO
illustration by Adrian Johnson

 
2人が向かったのは〈ホテル虎ノ門ヒルズ〉の1階ロビーフロアに位置する〈ル・プリスティン レストラン 東京〉。楽しみにしていたレストランでのランチがスタートした。

友人のようにランチを楽しむふたり

オープンキッチンで調理するエグゼクティブシェフ、デニス・カイパースさん。

毎日アトリエで時間を共にする香菜子さんとはわかさん。いつも一緒のランチはある種のイベントのようで、毎週のようにテーマを決めて予定を立てるそうだ。

「テーマはたとえば、アトリエの近くにあるのに行ったことがない店とか」と、はわかさんが言えば、香菜子さんも「看板がおいしくなさそうなのに、ポモドーロのパスタがおいしかった店もあったね」と、友達同士のような母娘の会話が始まる。

アトリエがある街を離れてランチするのは、表参道へ家具をチェックしに行く際などが多いという2人にとって、虎ノ門は新鮮なロケーション。しかも、長年ミシュランの星を獲得しているオランダ出身のミシュランスターシェフ、セルジオ・ハーマンがベルギー・アントワープで営むレストラン〈ル・プリスティン〉のアジア初上陸となるレストランでのランチに、期待は高まるばかりだ。

「ニューイタリアン」との出会いに会話も弾む

シーフードで有名なオランダ・ゼーラント地方出身のシェフ、セルジオのシグネチャーメニュー。自家製オレキエッテに、手長海老などの魚介類をふんだんに用いたアントワープ本店でも人気の逸品。

オリジナルシャンパーニュ「ピオロ ブリュット レゼルヴ キュヴェ セルジオ・ハーマン」で乾杯。クラシカルなクープグラスもシェフのセルジオがデザインしたものだ。

明るい雰囲気の店内は、セルジオが愛するアートや音楽、インテリア、デーブルウェアのデザイン、さらにはスタッフのファッションまでシェフのこだわりが行き届き、料理だけでなく空間全体で心に残るかつてない「没入型ガストロノミー」体験を演出する。

都心のホテル内でありながら路面店、という絶好のロケーションで心地よいランチの時間。

店内でひときわ目を引く、ミラーボールのように輝くアートワークは、オランダのアート集団〈ロットガンゼン(Rotganzen)〉の作品

ベルギー・アントワープの〈ル・プリスティン〉本店と同じく、インテリアはデンマークのデザイナーユニット〈スペース・コペンハーゲン〉がデザイン。

今回はレストランを訪れた際にぜひとも味わっていただきたい一皿として、「ル・プリスティン シグネチャー 自家製オレキエッテ」が用意された。自家製のオレキエッテに手長海老や蛤、そしてンドゥイヤを合わせた贅沢な一品だ。ル・プリスティン本店でも人気のメニューであるオレキエッテは、エディブルフラワーで彩られ見た目もフォトジェニック。

「最初の味わいの印象から、一口ずつ食べるたびに変化が感じられて、おいしさがどんどん高まっていきます」と、うなずきながら語るのは香菜子さん。はわかさんは「何かエスニックなスパイスのような風味が奥の方に感じられるので、普通のイタリアンやフレンチにはない複雑さが感じられますね」と、顔をほころばせた。

カフェのテラス席でスイーツも堪能

虎ノ門のストリートに面したテラス席。

ランチを終えて、2人は隣接する〈ル・プリスティン カフェ 東京〉のテラス席へ。オーダーした「フィオール ディ ラテ バニラ」が到着すると、思わず「かわいい!」と歓声を上げるはわかさん。「シンプルにおいしいソフトクリームですね」

香菜子さんがオーダーしたのは「パンナコッタ レッドフルーツ バジル」。「甘すぎることなく、苺の酸味が効いてさわやかな味わい」と微笑んだ。

 

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1/3オーダーしたスイーツがやってくると思わず歓声が。
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2/3「パンナコッタ レッドフルーツ バジル」1,870円(税込・サービス料15%別)
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3/3「フィオール ディ ラテ バニラ」990円(税込・サービス料15%別)

そして、バーカウンターでお酒をたしなむ

「どれにしようか」とカクテルのメニューを読み込む2人。

〈ル・プリスティン カフェ 東京〉には本格的なバーも併設されており、気軽に立ち寄ることができる。ランチでシャンパーニュを1杯ずつ楽しんだ香菜子さんとはわかさん、「実は私たち、お酒も好きなんです(笑)」とカウンターで乾杯! 虎ノ門ランチデートのしめくくりとなった。

バーテンダーはネグローニをステアではなくシェイクで提供。「角が取れてまろやかになるそうです」と、はわかさん。

左/香菜子さんがオーダーした「ル プリスティン イタリアン サワー」1,870円。右/はわかさんオーダーの「ル プリスティン トリュフ ネグローニ」2,200円(共に税込・サービス料15%別)。当日の洋服と同じ色味が美しい。

「たまには港区でランチもいいわね」「また来たいね」と乾杯!

profile

香菜子|Kanako

モデル、イラストレーター。栃木県足利市生まれ。女子美術大学在学中にモデルを始める。その後出産を経て、2005年、雑貨ブランド〈LOTA PRODUCT〉設立。2008年よりイラストレーターとしての活動もスタート。現在はファッション誌やライフスタイル誌を中心に活動するほか、自身が生み出したキャラクター『おぱんつ君』も人気。著書に自身のライフスタイルを紹介した『毎日、無理なく、機嫌よく。』(すばる舎)など。

ワンピース¥23,100 パンツ¥20,680ともに〈ル グラジック〉(ビショップ☎︎03-5775-3266)、ブラウス¥69,300(ユーモレスク☎︎03-6452-6255)、スカーフ¥39,600〈ピエール=ルイ・マシア〉、イヤリング¥27,500〈ピモンテ〉、ネックレス¥74,800、リング¥41,800 〈共にコンプリートワークス〉(全てピモンテ contact@pimente.jp)、シューズ¥67,600〈サンダース〉(サンダース ジャパン☎︎03-6231-0115)

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はわか|Hawaka

『おぱんつ君』ECサイトの運営を担うかたわら、アトリエで香菜子さんのアシスタントをつとめる。

ジャケット¥105,600 〈ギャレゴ デスポート〉(ビショップ)、ブラウス¥57,200 パンツ¥59,400(ともにユーモレスク)、タートルはスタイリスト私物、ピアス¥30,800〈マッソーズアンドマッソーズ〉、(上)イヤカフ¥28,600〈ピモンテ〉、(下)イヤカフ¥37,400〈コンプリートワークス〉(全てピモンテ)、シューズ¥63,800 〈サンダース〉(サンダース ジャパン)

ル・プリスティン レストラン 東京

住所=東京都港区虎ノ門2-6-4 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー(ホテル虎ノ門ヒルズ 1階) 電話=03-6830-1077 営業時間=朝食6:45~10:30(L.O.10:15)、ランチ12:00~15:00(L.O.14:00)、ディナー18:00~23:00(L.O.21:30) 定休日=日曜日ディナーのみ休業 ※最新の営業時間は、ホテル公式サイトをご確認ください

ル・プリスティン カフェ 東京

住所=東京都港区虎ノ門2-6-4 虎ノ門ヒルズ ステーションタワー(ホテル虎ノ門ヒルズ 1階) 電話=03-6830-1077 営業時間=朝食6:45~11:30(L.O.11:15)、オールデイ11:30~24:00(L.O.22:00、バーフードL.O.22:30、ドリンクL.O.24:00) 年中無休 ※最新の営業時間は、ホテル公式サイトをご確認ください