DREAMING FOR HOLIDAY

1年のご褒美はジュエリーで——スタイリスト吉田佳世が厳選

いよいよホリデーシーズン到来、一年を締めくくるお買い物は自分へのご褒美になるジュエリーを。1年がんばった自分にふさわしい、特別な一品を探しましょう。人気スタイリストの吉田佳世さんに今いちばんおすすめしたいジュエリーを紹介してもらいました。

PHOTO BY PHOTO BY KAZUYA AOKI
EDIT & TEXT BY RCKT/ROCKET COMPANY*

エストネーションで選ぶ、モード派が惚れるジュエリー

パリ・ヴァンドーム広場に本店を構えるジュエリーブランド・REPOSSI(レポシ)。イタリアにルーツを持つガイア・レポシによる削ぎ落とされた都会的なデザインで、ファッション好きの注目を集めています。吉田さんがチョイスしたのは、ピンクゴールドの二連リング。「ハイジュエリーというとクラシカルなデザインが多いなか、REPOSSIはモダンなデザインで異彩を放っています。ハイジュエリーでは普通使用しないエナメルラッカーをダイヤモンドと組み合わせるなんてとびきり新鮮! ラッカーの色も絶妙です」(吉田さん) 左から/リング<K18PG×ダイヤモンド×セージグリーンラッカー>¥586,300、リング<K18PG×ダイヤモンド×レッドラッカー>¥586,300(REPOSSI/エストネーション/六本木ヒルズ ヒルサイド1F・2F

ニューヨーク在住のデザイナー、長澤瑞氏が手がけるMIZUKI(ミズキ)。「パールを日常使いするのは昨今トレンドになっています。なかでもこれほど大粒のパールをMIZUKIらしい構築的なデザインで仕上げていて、身につけた人の個性を語るパールジュエリーといえます。シルバーアクセと組み合わせたり重ね付けしたり、いろいろな楽しみ方ができそうです」(吉田さん)「リング<K14YG×淡水パール×ダイヤモンド>¥572,000、ネックレス<K14YG×淡水パール×ダイヤモンド>¥165,000(MIZUKI/エストネーション/六本木ヒルズ ヒルサイド1F・2F

アパレルのみならずコスメ、生花とライフスタイルにまつわる幅広いラインナップで人気を集めるエストネーション。なかでもジュエリー売り場の充実ぶりは特筆ものです。エストネーションならではの審美眼で国内外のさまざまなブランドからチョイスしていて、モード感がありつつ長く愛せる個性を持ったジュエリーが揃っています。

「六本木ヒルズのエストネーションほどジュエリー売り場が充実したセレクトショップはなかなかないのではないでしょうか。買いやすいプライスのものから本格的なハイジュエリーまで揃っていますが、今回そのなかでもご褒美にふさわしいラグジュアリーさを持ち、かつモダンなデザインのものを選びました。構築的で都会的な雰囲気なので、ジャケットのような正統派スタイルにはもろん、オーバーサイズのニットのようなカジュアルな服に合わせてリュクスなリラックススタイルに仕上げるのが今の気分。ハイジュエリーだからと気負わず、ぜひデイリーに身につけてほしいですね」(吉田さん)

カドーで選ぶ、お守りがわりの一目惚れジュエリー

カラーストーン使いのうまさはカドーの特徴の一つ。「さまざまなカラーのサファイアをレインボーカラーに配置したり、ゴロっと大ぶりの貴石をトライアングルカットにしたりとなかなかないデザインで、ジュエリー好きの心をくすぐります。地金も石に合わせて艶のあるものとヘアライン加工でマットに仕上げたものとで表情を変えているのにもグッときますね」(吉田さん) リング上から/リング<K18YGxサファイア>¥495,000、リング<K18YG✕モルガナイト>¥451,000、リング<K18YG✕ロンドンブルートパーズ>¥275,000(カドー/六本木ヒルズ ウェストウォーク 4F

こちらもカラーストーンを生かしたデザイン。「角度により表情を変えるオパールにレインボーカラーの石をセッティングしたネックレスと、7つのチャームそれぞれ色も形も変えたブレスレット。本当にジュエリーを愛している人たちが作り出したものなのだろうなと思える、こだわりがビシバシ伝わる逸品です」(吉田さん) ネックレス<K18YG×エチオピアオパール×サファイア×グリーンガーネット>¥396,000、ブレスレット<K18YG×サファイアxアメシストxトルマリンxエメラルド✕タンザナイト他>¥396,000(カドー/六本木ヒルズ ウェストウォーク 4F

フランス語で「贈り物」を意味するCADEAUX(カドー)。幼い頃からファッションやジュエリーが大好きだった日本人の姉妹が2006年にスタートしたブランドです。オーセンティックでありながら旬の空気をまとい、かつ服に合わせやすいというありそうでなかったジュエリーは、厳選された素材とデザインへの細かなこだわりから生まれています。

「子供の頃に夢見たような凝ったデザインのジュエリーが揃うカドー。パッと見で“可愛い!”と気分が上がるデザインを、こだわりの上質素材で実現した大人のためのジュエリーです。ここで大事なのは、素材がちゃんとしているということ。だから、遊びのあるデザインを大人がつけてもクラス感を損なわず、チャーミングな印象を与えてくれる。ハイジュエリーをつけ慣れた顧客が多いというのも頷けます」(吉田さん)

男性へのギフトならここがおすすめ

日本一の宝飾産地、山梨県甲府市にて上島徹也氏が2007年に立ち上げたジュエリーブランド、アイブイエックスエルシーディーエム。スタイリスト吉田さんの目線でホリデーシーズンに男性へのギフトにおすすめのジュエリーを選んでもらいました。

ソリッドなデザインにヘアラインやティアラカット、ダイヤモンドといった装飾を施したリング。「シンプルでモダンなデザインなので、つける人を選ばないのではないでしょうか。今回はシルバーのものをチョイスしましたが、同じデザインでブラックコーティングシルバーやゴールドなどさまざまな地金をオーダーできるのもいいですね。ダイヤモンドをエメラルドに、といった変更もできるそうなのでオリジナルの組み合わせで特別なギフトになります」(吉田さん) 左から/リング<SV×ダイヤモンド>¥91,300、リング<SV>¥25,300、リング<SV925>¥39,050(アイブイエックスエルシーディーエム/ウエストウォーク 4F) ※オーダーの場合、価格は素材により異なります。

「アイブイエックスエルシーディーエムはユニセックスのブランドなので、ごつすぎずつけやすいのが魅力です。こちらの優しい発色のホクトライトネックレスや、4種のチェーンを組み合わせたネックレスは、ありそうでないデザインですね。2本をつなげて使ったり、逆に短くしたりしてアレンジを楽しみたいです。男性と女性でシェアしてもいいですね」(吉田さん) ネックレス<SV925×ホクトライト>¥44,000、ネックレス<SV925>¥66,000(アイブイエックスエルシーディーエム/ウエストウォーク 4F

profile

吉田佳世|KAYO YOSHIDA
『SPUR』『madame FIGARO』をはじめとする女性誌を中心に、アーティストのスタイリングや広告の分野で活躍する人気スタイリスト。最旬モードからヴィンテージミックスまで幅広い引き出しを持ち、芯の強さを持ったチャーミングな大人の女性像を表現することに定評がある。

※2023年11月現在の情報となります。
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