INDIAN WINE&INDIAN FOOD

流行の予感! インドカレーとインドワインの不思議な味覚

インドワインの魅力を知っていますか? これが意外に素晴らしい味わいなんです。組み合わせるのは、もちろんインド料理で。初めて出会う、不思議なマリアージを是非お試しください!

TEXT BY HANAKO ASAKURA
PHOTO BY TM EVOLUTION.INC

❶ 日常使いにしたい、本格インドダイニング
——DIYA(ディヤ)

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1/7アルコールと相性のいい“炒め系”カレー「タンドリーチキンと野菜のスパイシードライカレー」。¥1,450+税。
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2/7定番人気の「ラムチョップ」¥1,350+税。タンドールでじっくり焼いてあるため、歯ごたえはとてもいい。
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3/7「タンドリープローン」。¥1,450+税。車えびのタンドール焼き。
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4/7フルーティな香りが特徴の「SULA」の白。赤ワインはメルローやカベルネなど美味しいところを凝縮したフルボディに近い「La Reserve」だ。どちらもスパイシーな料理と相性抜群。
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5/7「ブルーチーズナン」¥650+税。絶妙な焼き具合とブルーチーズの濃厚な塩気でワインがすすむこと間違いなし!
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6/7カジュアルながら落ち着いた内装。居心地のよい空間だ。
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7/7シェフのALAMさん。「お酒がすすむインド料理を用意しています」。

六本木ヒルズのヒルサイド地下1階にあるのが『Diya(ディヤ)六本木ヒルズ店』だ。インドの伝統とモダンをミックス。本場インドの香辛料とハーブを使用した本格的インド料理を味わえる。前菜や小皿料理が充実しており、インドワインや世界各国のビール、アルコールとの相性を楽しめると人気だ。

カルカッタ出身のシェフが得意なのは“炒め系”インド料理。辛さというよりは味の濃さからくる深い味わいでお酒がすすむ。お酒の種類も豊富なため、おつまみに合わせてお酒を変えるのも一興。おすすめは本格タンドールで焼き上げるタンドリー料理。鶏肉にマトン、魚介類などをインド産のワインと合わせてゆっくり味わおう。

場所柄、常連さんも多いという。アレルギーやビーガン、グルテンフリーなどダイバーシティに合わせた対応もバッチリ、どんなリクエストにも応えてくれる。遠慮せずスタッフに声掛けをして、自分だけのマリアージュを楽しみたい。

PHOTO BY HISAKO HAGI(DAISAKU NISHIMIYA OFFICE)

DIYA(ディヤ)六本木ヒルズ店

DIYA(ディヤ)六本木ヒルズ店 住所 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズヒルサイドB1F 電話 03-6438-1177 営業時間 ランチ 11:00~16:00/ディナー 17:00~23:00(L.O. 22:00) 定休日 無休(※六本木ヒルズに準ずる) ※カード使用可 ※全席禁煙 ※総席数75席(ソファ席、テラス席、屋外席有/貸切り可) ※車いすで入店可 ※ペット同伴可

❷ 洗練された本格インド料理とインドワイン
——SITAARA(シターラ)青山店

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1/7『SITAARA』の看板メニューである「バター・チキンカレー」¥1,650。濃厚でマイルド。キッズでも安心して食べられる。
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2/7レアな焼き具合がたまらない「鰹のスパイシータンドール焼き)」¥2,000。生臭さを一切感じない、爽やかな味わい。
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3/7「ムルギチャンプ」¥2,060は、コリアンダーやミントで香り豊かに味付けしたスパイシーな骨付きチキン。グリーンチリの旨味がほんのりとした辛みとして残る。
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4/7おすすめは「SULA」。赤ワインの「SULAシラーズ」はスパイシーな料理と相性抜群。インドワインだけでなく、世界各国のワインを豊富に揃えている。
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5/7シンプルながら洗練された内装。有名インド在住画家・ローチャン由理⼦さんの絵画で、優雅な雰囲気を演出。
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6/7ランチタイムに限り販売しているオリジナルスパイス。家のカレーもプロの味に。
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7/7上品で落ち着いた雰囲気の外観。高揚感が高まる。

希少な北インド料理を味わえるのが、青山骨董通りにある『SITAARA』だ。インドの五つ星ホテル出身のシェフが腕を揮う。素材にこだわったインド料理と充実したワインコレクションに魅了される人々で連日賑わっている。

『SITAARA』で、是非とも食したいのが「ケバブ」だ。タンドールでじっくり焼かれたケバブは炭火焼の香りと数種のスパイスが絡み合い、奥深い味わい。インドワインとの相性も抜群だ。北インド料理は様々なスパイスを使うことで生まれる濃厚さが特徴。辛さだけでないマイルドな味わいを堪能してほしい。

白を基調にした店内はジャズがかかっておりモダンな雰囲気。席と席の間隔が十分に空いているため、接待やデートに最適だ。上品な空間で、本格的インド料理を楽しもう。

PHOTO BY YUJI YAMAZAKI(DAISAKU NISHIMIYA OFFICE)

SITAARA(シターラ)

SITAARA(シターラ) 住所 東京都港区南青山5-7-17 小原流会館B1F 電話 03-5766-1702 営業時間 ランチ 11:30〜L.O.14:30/ディナー 18:00~L.O.21:30 定休日 毎月最終日曜・年末年始 ※カード使用可 ※全席禁煙 ※総席数43席(4名×5席、5名×1席、2名×9席) ※個室有 ※貸切り可

❸ 種類も豊富な、伝統的南インド料理店
——nirvanam(ニルワナム)

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1/8擦りつぶしたレンズ豆をドーナツ状にして軽く揚げた「ウディン・ワダ」¥990。しっとりとした食感で、おつまみとして最適。
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2/8骨付き鶏もも肉が2個入ったニルワナム特製レシピのカレー「チキン・ロースト」¥1,500と、南インドの伝統的な層状に巻いたパン「ケララ・ポロッタ」¥300と共に。辛さと甘さのミックスが食欲をそそる。
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3/8南インドで朝ごはんとしてよく食べられる「マサラドーサ」¥1,200。豆とお米のペーストを大きな鉄板で焼いたクレープ。パリパリサクサクな食感のクレープを、好みのカレーにつけて食べる。
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4/8「マラバー・シュリンプ・フライ」¥1,200。揚げた海老のスパイシーな辛さがたまらない。
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5/8日本でインドワインといえば「SULA」シリーズ。値段も手頃で飲みやすい。
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6/8道路側は一面が窓。明るい日の差し入る店内は気分も上がる。煌びやかな装飾品の数々がインドにいるような雰囲気にしてくれる。
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7/8食事の後は「フェンネルシード」をひとつまみ。香辛料の香りや辛さが相まって、口の中がスッキリ!
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8/8シェフのマヘンダランさん。「南インドの伝統的料理は人気。気軽に食べに来てください」

南インド出身のオーナーが「日本に“本物”の南インド料理を提供したい」と熱い情熱を注いでオープンしたのが神谷町駅すぐの『nirvanam神谷町』。日本風にアレンジすることのない本場の味を堪能できる、希少なお店だ。

素材やスパイスにこだわった伝統的な技法に則って提供される本格的南インド料理の中でも、是非ともオーダーして欲しいのが、豆の粉で作られた甘くないドーナツ「ドーサ」。インド料理の懐の深さを実感できる。カレーとの組み合わせもよく、またインドワインやアルコールとの相性も抜群。ゆっくりつまみながら美味しい時間を過ごしたい。

中でもおすすめはランチバイキング。約100種類の料理の中から毎日日替わりでメニューを提供している。肉系からベジタブル系、豆系とカレーの種類は豊富。食べ放題で¥1,200はお得! とのことで、近隣の大使館員やオフィスワーカーが押し寄せている。13時半以降はソフトドリンクもつくのでお得だ。

PHOTO BY FUMIAKI ISHIWATA(DAISAKU NISHIMIYA OFFICE)

nirvanam(ニルワナム)

nirvanam(ニルワナム) 住所 東京都港区虎ノ門3-19-7 大手ビル2F 電話 03-3433-1217 営業時間 ランチ 11:15〜L.O.14:30/ディナー 18:00〜22:00(L.O.21:30) ※カード使用可 ※完全禁煙 ※総席数43席 ※貸切り可